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TVアニメ感想(『はなまる幼稚園』第4話) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。難しいこと考えないでまったりと見りゃいいんだよなーと思いつつ、つい余計なことを考えてしまう自分は本当に捻くれてるな。

はなまる幼稚園 [公式サイト]

第4話を見た。今回は「はなまるなデート」と「はなまるなお手伝い」の2本だった。最初のエピソードはなにやら既視感が・・・と思ったら何のことはない、原作漫画の公式サイトで試し読みしたお話だった(ちなみにここで読めます(第3話です)⇒原作試し読み)。うん、すげー忠実な再現だな。一回の放送で15分のエピソードを二つという構成は大正解だ。もちろん原作のストックが豊富じゃないと難しいが、連作短編式の漫画をアニメ化するならこの手法がベストかも。柊が杏に「夢のような恋愛」を講釈するシーンでパロディがあったけど、『うる星やつら』が用いられていたのは偶然かもしれないが面白い。アニメ版の『うる星やつら』も初期は15分×2話形式だったからな。少し気になったのはテンポというか間の違いだった。たまたまアニメと原作の比較ができたから余計に気になったのかもしれないが、明らかにアニメの方が間延びしている。漫画独特の省略で笑いに転化していた部分がアニメでは全てマイナスに働いてしまった。そのため必死に頑張ってる杏に対し、つっちーが救いようのないほど気が利かないニブチンのバカにしか見えないんだな。「スマン、ノド渇いてて」じゃねーだろ、と反感が先に立ってしまう。

そしてこの表現手法の違いによるマイナスは二つ目のエピソード「はなまるなお手伝い」でも現れてしまった。このエピソードはお休みしたつっちーの代理で二クラス分の面倒をみる山本先生、そのお手伝いを杏が自ら申し出るが頼まれごとをこなす度に散らかしっ放しの状態、それを山本先生が優しくこっそりとフォローするという内容だ。実はネットを彷徨っている時に原作漫画における該当シーンの画像を見たのだけど、コマ割を上手く使って見せていたのだよな。杏が何かをする→片付けたつもりが散らかす→山本先生が通りかかる→きっちりフォロー(片付いてる)、という流れを何度か繰り返す。「同じ構図での反復」と言えば伝わるだろうか。漫画ならではの省略が効果的でテンポも良い。それに対してアニメは間延びしてしまった感は強い。もちろん漫画とアニメでは見せ方そのものが違う。漫画であれば前後の状況説明をコマの中にト書き的に書き込むことだって可能だが、アニメではそうはいかない。すべて見せなければならない。だがそのことを勘案しても、もう少しテンポ良く見せて欲しかったかな。難しい部分だよな、ほんと。

後はね、やっぱり山本先生を天使みたいな女性に描きすぎかな(原作準拠かもしれんが)。アニメで付加される動きと声が余計に不自然さを強調してしまうんだ。原作漫画を読んだらきっと違う印象なんだろうな。いや、ごちゃごちゃ言わんと素直に萌えとけって話なんだけども。漫画とアニメの違いをやけに意識させられるエピソードでした。あ、忘れてた。今回のエンディングはとても良かったです。これまでの中で一番好きかな。

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TVアニメ感想(『はなまる幼稚園』第3話) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。3話目で初めてシリーズ構成(と脚本)が「アニメ様」こと小黒祐一郎だと気付いた。

はなまる幼稚園 [公式サイト]

第3話「はなまるな三角関係」と「はなまるな一日」を見た。前半のエピソード「はなまるな三角関係」はサブタイトルどおり、つっちー、山本先生、杏の間での激しい恋のバトルが!...起るわけもなく。杏がつっちーのハートをゲットするための作戦を柊、小梅と一緒に考えるよーというお話。いやあ、杏ってとことんプラス思考で良いね。しかし園児たちからも山本先生は「大きい乳」な人と認識されてんのか。杏と柊に対し大人の本が読めるのが凄いと尊敬のまなざしを向ける小梅が可愛らしい。年齢相応に描かれてるのは彼女くらいか。それにしても、つっちーお前、結構イタい奴だったんだな。さすがにいきなりガンプラの話題はねーだろう。これはあれか、リアルつっちー(ガンダム芸人の人ね)にかけてるのか。山本先生に抱きつかれるという羨ましいハプニングが。ちっ、もげてしまえばいいのに(何が)。

後半の「はなまるな一日」は山本先生中心のエピソード。彼女は普段どんな感じで一日を過ごしているかというお話。寝起き姿から始まるという素晴らしさ。そして妹さんも初登場、今後どう絡んでくるのか(ショートカット好きな自分としてはどんどん登場して欲しいところ)。さて、山本先生は恋愛関係に超が付くほど鈍いとのことだが、うーん、それ以前の問題だよねえ。実際にこんな女性が身近にいたらかなり疲れると思う。積極的に関わろうとすればね。何を言っても柳に風と受け流されそうだ。しかも悪気が一切無いんだからたまらん。いやほんと、つっちー大変だ、惚れた相手が悪かったな。あまりに浮世離れしたキャラって見ていてきついなー、と感じる自分のひねくれた感覚が嫌になるね。他には照れた柊が思わず見せたぱんだねこ体操がとても良かった。いずれお遊戯会などで披露してくれるでしょう。

青空トライアングル

青空トライアングル

  • アーティスト: 杏(真堂圭),柊(高垣彩陽),小梅(MAKO),只野菜摘,NARASAKI,WATCHMAN
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2010/01/27
  • メディア: CD

先日発売されたCDには主題歌とともにぱんだねこ体操も収録されてる。カラオケver.も入ってお得だぞ!

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TVアニメ感想(『にゃんこい!』最終話まで) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。やっと最終回まで見終えた。感想も少しだけ長めに(半分くらい余談ですが)。

にゃんこい! [公式サイト]

第11話「フレンズ」

劇中では冬休みに突入、クリスマス直前というラブコメには欠かせない時季っすね。冒頭、極道の娘にして陸上部部長の主催だろう「無事に二学期が終わってよかったね宴会」が。部長自ら宴会芸で盛り上げつつジュースを飲んでハイになるという特異体質も披露。Gu-Guガンモかい(あれはコーヒー)。この人は本当にイロモノ担当だったなあ。その後、部活に精を出す水野さんを除き、主人公と幼なじみの巨乳娘はそれぞれバイトを始める展開に。

どうも巨乳娘の片想いがメインみたいになってきたな。天然気味の水野さんより描きやすいってのもあるんだろうが。正直なところ、彼女が主人公にそこまで惚れてる理由がよく分からん。幼なじみキャラはどうしてもここが弱くなる。当事者しか知らない過去のいきさつ、好きになるきっかけをもう少しちゃんと見せて欲しいかな。巨乳娘がメインヒロインならもう少し尺を使えるんだろうが、悲しいかなサブヒロイン(の一人)だもんな。

後半に入り主人公と巨乳娘は映画を観に出かける。映画に感動して泣く主人公の様子から昔のことを思い出すうちに今はまだ友人のままでいい、と自分の気持ちを整理する巨乳娘。ふーん、現状維持、問題の先送りというかなり無難な結論になったな。ところで主人公は猫アレルギーなだけで猫嫌いではないんだっけ。しかし彼は猫の言葉が分かるんだよな。すると映画の中に出てくる猫たちが実際には何を喋っているのかも分かっちゃうわけだ。もしストーリーとはかけ離れた、例えば「あー、だりい...ったくやってらんねーっつーの」的なことを話してると分かったら、とても感動してボロ泣きはできんよな。それとも直接会わないと分からんのか。無粋なツッコミでした。ラストは主人公に猫耳が生えてびっくり...で次回へ続く。

第12話(最終話)「天国は待ってくれる?」

さすが最終回、作画も見せ方のテンポもこれまでで一番の出来だった。終わり良ければ...とはいうものの、できれば中盤もこうあって欲しかった。さて、前回のラストで主人公に猫耳が生えたのは、猫地蔵の呪いに関して水野さんに疑いを持たれたためだったらしい。そういや公園で猫と話してるの見られてたな。双子たちの協力の下、主人公は事態の改善を図るのだが...。

呪い関係は水野さんの天然っぷりに救われた感じ。ラストはありがちといえばありがちな締めくくり、原作漫画も完結してないしな...って第2期あるんかい。え、本当に? ネタじゃなくて? ふーん。ま、いいか。
全般的な感想としては「中途半端」、「どっちつかず」となるかな。ラブコメ要素、にゃんこ絡みのエピソード、あるいは最終話のように完全なドタバタコメディ、どれもが散漫でポイントが絞りきれてない。出された料理を口にしたら具材がバラバラに主張し合って、これならそれぞれ単独で食べた方がよくね? て感じかな。ちょっと残念だった。スタッフ・キャストの皆さんはお疲れ様でした。第2期を見るかは分かりませんが。


ここからは余談、『にゃんこい!』には直接言及してないです(無関係ではないけど)。これまでアニメに限らず数え切れないほどのラブコメ作品が制作されてきた。全てを追いかけた訳じゃないが、その多くは告白による片想いの成就がクライマックスであり、そのままハッピーエンドとして終わる。個人的にはその先をそろそろ見せてくれないかなと思ってる。最近では『WHITE ALBUM』が例外と言えるか。主人公の選択次第ではメインヒロインとの破局が描かれるから(原作ゲームの場合は。アニメ版は未見なので違うかもしれない)。

片想い中のドキドキやせつなさ、すれ違いのもどかしさ等が視聴者にとっても魅力的なシチュエーションであることは確かだ。でもその後は? 告白が受け入れられ、晴れてお付き合いをするようになった二人の姿を見てみたいと時々思うんだ。童話のラスト、「王子さまとお姫さまは末永く幸せに暮らしましたとさ」の部分、一体どんな暮らしぶりなのかなと。二人の間に色々なことがあって、最悪の場合、“末永く”の部分が適わなかったとしてもそれはそれでいいじゃないか。あまり賛同を得られないかもしれんが、ときめきを通り過ぎたその後を描く作品があってもいいのになあ、と決着の付かなかった『にゃんこい!』を見ていてふと考えた。オチは無い。

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TVアニメ感想(『はなまる幼稚園』第2話) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。思った以上に真面目で健全なお話なんだなこれ。

はなまる幼稚園 [公式サイト]

第2話「はなまるなすべりだい」と「はなまるな天才」を見た。前半は新米であるつっちーが園児たちに振り回されての失敗と、それを経て次第に馴染んでいくまでのドタバタ。後半は園児トリオの一角、柊の天才っぷりが描かれた。柊すごいな、もう子分(弟子か)ができたじゃないか。

最初に書いたとおり意外なほど「真面目」で「健全な」お話だな、と。前半のエピソードで子供たちから目を離したつっちーが注意を受けるシーンや、後半、けんじくんを探すことになった際、柊を単独で行動させたつっちーへの批判を幾つか目にした。いくらアニメとはいえ、これは良くないと。いや当然な反応なんだけどね。じゃあ仮にこれが『クレヨンしんちゃん』だったら同じ反応が出たのかなと少し考えた。幼稚園児が大人びた言動をするギャップを笑うという点では共通なんだが、その受け止め方は随分と違う。もちろん描かれ方にもよるし、そもそも二つの作品を同列に比較することに無理があるのは分かってるけど。

『はなまる幼稚園』の健全さが作品の幅を狭めてもいるかな。あくまで杏たち園児を中心に描かれるんだろうが、一方でつっちーと山本先生の恋路、つまり大人側のドラマも平行して進めるつもりなら、幼稚園の外へ出ないと膨らまないはずだ。その時、つっちーのお嫁さんが夢という杏(もしくは仲良し三人組)はどう絡んでくるのか。今回の後半部分で柊が単独行動をとったような描写が許されないなら、見せ方としてはかなり制限される。しんのすけやかすかべ防衛隊の行動力を杏たちに求めるのも酷だしな。とはいえ、原作漫画はすでに7巻まで出ているようなので、その辺りの問題はとっくにクリアしてるんだろう。

まああれですね、所ジョージが司会のバラエティ、『笑ってコラえて!』の「日本列島 幼稚園の旅」コーナーを見る感覚でいいんだろうな、きっと。ああそうだ、今回のエンディング、無駄な壮大さにふいた。毎回変えるのか、大変だなこりゃ。公式サイトでちゃんと後から見られるのも素晴らしい。

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TVアニメ感想(『はなまる幼稚園』第1話) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。2010年冬季アニメがやっと見られた。最も早い関東地域からは実に5日遅れだ。悔しいから放送されるまでの間、公式サイトにある「ぱんだねこ体操」の動画を見てひたすら和んでたよ。

はなまる幼稚園 [公式サイト]

第1話「はなまるな入園式」と「はなまるなおかあさん」を見た。1回で2話分放送というスタイルなんだ。変にエピソードを水増しするより良いのかもしれないな。おや、オープニング無しだ、第2話からということかな。冒頭でいきなり目覚ましを止める手がカット変わりで逆だ、とチェックしてしまうのはオタクの嫌なところだな。きっとこれは罠だからみんな釣られちゃ駄目だぞ。突っ込んだら負けだ。スタッフからすれば「つかみはOK」ってやつさ。オタクならきっと突っ込むぜ、と見透かされてるんだ。くそう。

さておき。1話を見た限りでは萌えに特化した『クレヨンしんちゃん』かなーと。まあちびっ子たちがちまちま動く様をひたすら愛でればいいのじゃないか。初っ端、つっちーこと土田先生が杏ちゃんに話しかけるシーンを見て「ああ、いまどきは通報されかねないよ、つっちー逃げて!」なんて世知辛いことを考えてはいけない...と思ったら入園式で既にネタになってた。世知辛いね。

他にはつっちーとマドンナ山本先生の恋路が見どころなのかな。さらには杏の母ちゃんとの微妙な関係も。しかし高校在学中に結婚、妊娠とはすごい話だ。そのせいか『めぞん一刻』を連想しちゃってな。響子さんも旦那が学校の先生だ。それに五代くんのバイト先って保育園だったし。恋のお相手は保母さんじゃなかったが。
なんか気張らずに楽しめそうなので視聴は継続で。ちなみに掲載誌のヤングガンガン公式サイトでは原作漫画の3話までが試し読みできます。興味があれば。
⇒【ヤングガンガン公式サイト | はなまる幼稚園 作品紹介

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TVアニメ感想(『真マジンガー 衝撃!Z編』第24話まで) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。ゴールが見え始めた。なんとか昨年中に全て見終えてしまいたかったが、結局は年を越してしまった。とりあえず24話までの三回分を。

真マジンガー 衝撃!Z編 [公式サイト]

第22話「夢幻!眠れる繭のあしゅら」

今回は中休み回だったらしい。大半がダイジェストだった。スケジュール的にきつかったんだろうか。特筆すべき点はあまり無いな。最後に機械獣あしゅら男爵が出てきたくらいか。マジンガーとどんな戦いを繰り広げるのか楽しみにしておこう。

第23話「接近!機械獣あしゅら男爵!」

バードス島攻略戦を前に、アフロダイAに代わるさやか専用の新ロボット開発のエピソードが。それに絡めてのギャグシーン、甲児とさやかのバカップルぶりが微笑ましいこと。Bパートではくろがね屋の風呂に場所を移して、ハレンチ学園のようなファンサービスまであった。素晴らしい。ところで新ロボットってビューナスAなのな。原作準拠とはいえ、出番の無くなったダイアナンAが哀れだ(旧TVアニメ版を見ていた世代にはダイアナンAの方が馴染み深いし)。いっそのことミネルバXも出しゃいいのになと思ったが、今川監督の趣味に合わなかったか。

決戦を前にくろがね屋の女将と甲児たち親子は十蔵の墓参りに。墓石は十蔵の胸像付きというお茶目っぷり。誰の意向なんだよこれ。そこに登場するDr.ヘルと機械獣あしゅら男爵。迎え撃つさやかの新型ロボ、ビューナスAをあっさりと打ち破る強さを見せつける。そして甲児との日を改めての決闘を申し込むあしゅら男爵。一度は躊躇するも罠と知りつつ決闘の場へ臨む甲児だった...で次回へ。

第24話「死線!総攻撃Dr.ヘル」

この24話から最終話までが第1話でダイジェストとして描かれた最終決戦のフルバージョンということらしい。作画も演出もやたらと熱い。正にクライマックスって感じだね。

あしゅら男爵との決闘に応じ、単身マジンガーZで指定場所へ向かう甲児。しかし案の定、一対一などではなく複数の機械獣から待ち伏せを受ける。その頃Dr.ヘルは陸海空の三軍団を総動員して光子力研究所に攻め込もうとしていた。先陣を切ったのはピグマン子爵だ。いやあ、もうね、それなんて十傑集って感じだ。見てるこっちも大好物だから歓迎しますが。

さて、ピグマン子爵からの襲撃の隙を突き、一路バードス島攻略へと飛び立つさやか達マジンガー軍団。また、戦場と化した熱海の街ではくろがね屋の面々がこれまた人間離れした活躍を見せていた。甲児も罠から脱するために奮闘してるんだが、やっぱり影が薄い。主人公なのに添え物みたいな扱いだ。今川監督は主人公の少年を決して万能なヒーローとして扱わない。大人がきっちり活躍する方が好きなんだろうな。

さて残りは2話だ。なるべく早いうちに見終えてしまおう。

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TVアニメ感想(『にゃんこい!』第10話まで) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。TVアニメの感想も久しぶり。地上波では昨年12月中に放送は終了しているらしい。こっちはBS放送でしかやっていないので約1か月遅れだものな。今回は10話までの2回分を。

にゃんこい! [公式サイト]

第9話「ガールズ・イン・ザ・ウォーター」

季節外れの水着回だった。どうしてもこの手のファンサービスは入れないと駄目なのかね。しかし女の子の水着姿より屈強な極道のお兄さん方が、楽しそうにビーチボールで遊んでる姿に萌えた自分はきっとおかしい。今回はどうやら幼なじみの巨乳娘がメインらしい。しかしけしからん乳だ。意外にも主人公の想い人、水野さんもなかなかの武器を所有していることが分かった。まったく、けしからんな。大歓迎だ(最低)。

Bパートに入ると風邪を引いた主人公のお見舞いエピソードに。うーん、本当にモテモテだな彼は。そしてお約束どおりなニブチン野郎と。ちょっと残念だったのは甲斐甲斐しく世話をする巨乳娘がウザい女に見えてしまったことだ。基本的にとても良い子なのに、この見せ方ではそれが伝わりづらく損をしている。何度も感想の中で書いてるように、『にゃんこい!』におけるラブコメの「ラブ」方面はどうでもいい人なんだが、それでもこの辺りの見せ方はもう少し上手にやって欲しかったかなと。主人公のニブチン描写が徹底していないから余計にね(気付いていて都合よくごまかしてる風にしか見えんもの)。

小ネタ関係では郵便配達のおねーさんがところどころで登場、郵便に関するうんちくをおやじギャグ風味なエロさで披露していた。彼女はあれか、単なるネタ要員だったのか。次回はなにやら魔法少女ネタっぽい展開らしい。双子が大活躍よ!

第10話「或る夜の出来事」

あれ、チャンネル間違えて録画したかな、と思うようなアバンタイトルからスタート。そういえばこの双子って退魔術の遣い手という設定だったな、すっかり忘れてた。しかしBパート後半の展開はなあ、いいのかこれ。まあ堅苦しいこと言わずに番外編として楽しむべきなんだろうな。ツンデレ、ツインテ娘(+魔女っ子)が好物な人にはご馳走だったでしょう。

各キャラクターがテンプレどおりに与えられた役どころをこなしている...んだが、どうもね、配役が微妙にずれてる気がしないでもない。その役割は本当にそのキャラでいいのか、とか思えてな。主人公周りに登場人物(主に女の子)が多すぎてごちゃごちゃしてるからか。今さら退場させるわけにもいかないだろうし難しいな。

全12話とのことなので残すところ2回だ。最終話が1月23日放送予定なので、次の感想もそれを待って2話分まとめて更新する予定。

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初詣に関連して『かみちゅ!』のこと [アニメ感想‐TV]

神社へ初詣に行った際に、ふと『かみちゅ!』のゆりえ様を思い浮かべた(まあ不敬な話ではあるが)。ちなみに地元の神社は天照と大国主を祀っているらしい。きわめて一般的なのかもしれない。

さて『かみちゅ!』だが。アニメファンからの評価も高かったので、いまさら概要を書くまでもないかもしれないが一応。ある日突然、神様になっちゃった中学2年生の女の子を主人公に、その奮闘ぶりを描く2005年制作・放送の全16話のシリーズ。16話ってずいぶん中途半端な話数だけど実際にTV放映された12話とDVD化の際に収録された未放映分4話というのが内訳だ。また、アニメ版を原作として同時期に連載された漫画作品もあり、こちらは全2巻のコミックスが発売中。

舞台は広島県尾道市をモデルに時代背景は1980年代とのこと。制作・放映の時点で20年前という時代設定はノスタルジックな雰囲気も醸し出している。監督の舛成孝二が1965年生まれ、脚本の倉田英之が1968年生まれだそうなので、ちょうど主人公たちと同じ年頃の話になるか。一番馴染み深い時代ということなんだろう(DVDのコメンタリーでそんなことを話していたような)。尾道市という舞台設定もそれに一役買っている。東京に代表される都会に比べれば十分に田舎(というか地方)なので、登場するキャラクターたちにはまったくスレた感じがない。まあ田舎には田舎ならではの早熟さというのもあるんだけどね。決して皆が朴訥で純真というわけではないのだが、この作品の本旨ではないので措いておく。

主人公は神様(になった女の子)だが、世界観が万物全てに神様が宿るというアニミズム、というかまんま神道の八百万の神ってやつで。これが観ていてすごくしっくりきた。万物の創造主にして全知全能の神、みたいな一神教的世界観も嫌いじゃない(あくまで物語として)。けれど『かみちゅ!』で描かれた普通の人間には見えないだけで普段生活している町中のそこかしこに神様がいるって考えは個人的にとても好きだ。何だか空き缶転がしてるだけの神様がいたりもするし。

そういえば主人公のゆりえちゃんは何の神様なのか描かれずじまいだった。貧乏神の力を相殺していることから福の神じゃないかという意見もあって、ああなるほど、と納得した覚えがある。彼女は色々な福を呼んでくれそうだもの。少々頼りないけど。作品全体から漂うゆるゆるな脱力感は彼女のキャラ設定そのままだ。

漫画版は多少の差はあるがほぼ原作であるアニメに忠実だ。自分の地域ではCS以外での放送がなかったこともあって、漫画の方を先に読んでいた(アニメはDVD化されてから見た)。作者の鳴子ハナハルが好きってのもあるが。成人向け雑誌でとーってもエッチな漫画を描いてる人だけに、アニメ版より若干キャラがエッチっぽい。まあ嬉しいおまけってことで。

以前からBlu-ray化を待望する声が多い。もともとHD(ハイビジョン)製作(実際に地上デジタル放送ではHD画質で放送されたそうだし)なので、そう手間もかからないだろうと見る向きもある。いずれ間違いなく出るんだろうな(出ちゃいましたね)。全8巻のDVDはレンタル店にも普通に置いてあるので未見の方はぜひ。ゆるーい感じがとても楽しいアニメです。

かみちゅ! Blu-ray BOX

かみちゅ! Blu-ray BOX

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: Blu-ray

話変わって。現在『かみちゅ!』のスタッフが新作の劇場用アニメ『宇宙ショーへようこそ』を制作しているそうだ。まだティザーサイトしかないが、公開されているあらすじを以下に引用しておく。

都会の喧騒から離れ、美しい自然に囲まれた小さな村、村川村。
夏休みのある日、恒例の子どもだけの夏合宿のため、夏紀たち五人は小学校へと集まった。そして彼らは行方不明になったうさぎ、ぴょん吉を探しに、裏山へと足を踏み入れる。
だがそれは宇宙を揺るがす大冒険への第一歩だったのだ......。

うん、面白そうだ。夏休みのお話みたいなので、おそらく夏公開なんじゃないかな。楽しみに待とう。それにしても最近は劇場用アニメがやたらと増えたな。それこそ1980年代のアニメ映画ラッシュのようだよ。

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TVアニメ感想(『生徒会の一存』最終話と『にゃんこい!』第8話) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。今回も2タイトルを一度に。その内『生徒会の一存』はこれが最終回だった。なんだかんだ言って最後まで見通してしまったな。

生徒会の一存 [公式サイト]

第12話(最終話)「生徒会の一存」を視聴した。今回だけはちゃんと画面を見たぞ、なんたって最終回だからなっ。とは言え、やっぱりいつもと変わらなかったぜ。前半と後半で話が繋がってるようないないような。ラスト辺りの杉崎くんのモノローグは良かったな。こういうのをちゃんと話数をかけて見せておきゃいいのに。唐突に感じるのは仕方のないところ。最近は多いなこういうの。描写を積み重ねるんじゃなく、テンプレ化した設定を提示されるインスタントな感じ。受け手の裁量次第ではあるから自由度が高いと考えるべきか。うーむ。

面白がるポイントが掴めない、という点は最後まで変わらなかった。本当はシリアス話を指向しているのかな(未読ゆえ想像だが原作者にすればそちらがメインディッシュなんじゃないか)と思うんだけど、1クールという短い話数ではそこまで踏み込みづらかったのかもしれない。じゃあ一方でパロディネタが主なコメディパート、いわばサイドメニューのみを満喫できるかといえば、やはりそれも少々苦しい。第1話の時点で感じたことだが、話のきっかけが何だったのか分からなくなるほど脱線したり話題があちこちに飛びまくったりする仲間内でのバカ話って、自分が当事者として参加するから楽しいんであって、他人のそれを眺めているのが果たして面白いのか。受け止め方次第ではあるが、残念ながら自分には十分なフックとは成らなかった。

もう一点、蛇足気味だが。自分はこの絵柄が本当に苦手なんだなーと。まったく食指が動かないんだもの。これも楽しめなかった一因かもな。自分がターゲット層から外れてることを改めて自覚させられた。何にせよ、スタッフ・キャストの皆さんはお疲れさまでした。

にゃんこい! [公式サイト]

第8話「炎の個人教授ランナー」を視聴した。今回は自力で雀も捕れない貧弱な坊や(猫です)を鍛えてあげるお話。その依頼を持ち込んだ双子と主人公の母たちがちゃぶ台を囲んでいるシーン、画面左下に固まってるにゃんこ達が可愛かった。猫のトレーニングを始めたところ、なぜか陸上部に仮入部する羽目になる主人公。ほほう、水野さんってスポーツ万能だったのね。

その後、すったもんだがあって猫のトレーニングを再開するんだが、いやあ、鍛えに鍛えすっかりたくましくなった奴の男前っぷりには笑えた。なにそのイケメン。「貧弱な坊や」という分かりやすいキーワードも含め、雑誌によく載っていたブルワーカーの広告そのまんまだわな。なかなか楽しい回でした。

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TVアニメ感想(『真マジンガー 衝撃!Z編』第21話まで) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。とうの昔に放送は終了している(春アニメだもの当然だが)。前回の感想からも実に三か月ぶり。放置しすぎだわ俺。だが最後までやるぜ。

真マジンガー 衝撃!Z編 [公式サイト]

第17話「共闘!危険な過去への旅!」

機械生命体ケドラに苦戦する甲児たち。自分で仕掛けたくせにケドラやゴーゴン大公に苦しめられる結果となったDr.ヘルは、甲児に一時休戦と共闘を持ち掛ける。ケドラが作られた古代ミケーネ、神話の時代に遡りケドラの存在自体を消してしまおうという。甲児とマジンガー、くろがね屋の面々、そしてあしゅら男爵は神話世界へと向かう...。

実際に過去へ行くのではなくケドラの記憶に基づいた仮想世界へダイブする、というニュアンスらしい。何といっても見どころはニコイチとなる前のあしゅら男爵の姿か。なんとそれは...ミケーネ人の神官トリスタンと巫女イゾルデだった。ナ、ナンダッテー!! いや本当に何でトリスタンとイゾルデなんだ。特に関連性は無いような気もするが。

第18話「消滅!ミケーネ最後の日!」

ゴーゴン大公らに捕らえられてしまうあしゅら男爵。本国の方針に逆らう神ゼウスへの奸計に利用されることに。そんな中、甲児たちは本来の目的であるケドラ殲滅に欠かせないあしゅら男爵を取り戻そうとするが...。

仮想世界とはいえ、かつての自分自身やゴーゴン大公、怪物そのものなハーデスからも「気味が悪い」「おかしな奴」とか散々な言われ様のあしゅら男爵が不憫だ。今回は作画もかなりの迫力だった。ゼウス対ハーデスという神々の戦いや、ゴーゴン大公とくろがね五人衆との超人バトル、さらにはマジンガーと機械神ガラダブラとの巨大ロボットバトルと正にフルコースで見応えあったし。ところであしゅら男爵が寝転がされていた処刑用の櫓は『ウィッカーマン』が元ネタ、だよな多分。

第19話~第21話「遺恨!くろがね屋の一番長い日 - 前・中・後編」

この3回分はまとめて感想を書いてしまおう。兜家とDr.ヘル、さらにはくろがね屋女将との因縁に関して、ここまで小出しにしていた様々な謎を解消し、クライマックスに向けて準備を整え始めたのかなという印象だ。甲児とシローの兄弟もくろがね屋の女将を母と認め受け入れたようだし。シローなんて「おっかさん」とか呼んでたもんな。剣鉄也とエネルガーZの登場、二体のZが繰り広げる巨大ロボットアニメならではのド迫力バトル、第1話や新OPで片鱗を見せたゴッドスクランダーとビッグバン・パンチの全貌...と見どころも大盤振る舞いだった。

そうそう、剣鉄也といえば女将の生き別れの弟でした...って ナ、ナンダッテー!!(二回目) とにかく全ての主要キャラクターが何らかの形で彼女と深く強い因縁があるんだもんな。今川監督、いくら女将がお気に入りのキャラだからって何でもかんでも彼女と関連付けるのはどうなのよ。まあ監督の趣味が全開な同人誌みたいなもんだけどさ。それにしても甲児くん、影が薄いよなあ。とても主人公とは思えない、単なる脇役クラスだ(主人公はもちろん女将とあしゅら男爵だ)。最後くらいは活躍するんだろうか。

ああそれからもう一つ、兜十蔵が復活した。生前、もしもの備えにパイルダー内部へ仕込んであった、その名もウルトラゴージャスコンピューター「オジイちゃん」だ!...いやあ、もうなんでもありだな。

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