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新しい『ルパン三世』が新しくなかった [アニメ感想‐TV]

先日放送された第1話を見たわけですが、記事タイトルどおりな感想です。


「ルパン三世」オープニング映像

テレビシリーズとしては30年ぶりだそうで、日本に先行してイタリアでは8月に放送が始まっているようですね。そもそもの企画がイタリアからの要請だったのかもしれませんが、今回ルパンたちが活躍する舞台はイタリア(とその周辺?)になるようです。

キャラクターデザイン等の絵柄を含めたビジュアルはなかなかのもので、さすがに最新のアニメシリーズだなあと。上にも貼ったオープニング映像もカッコいいですしね。テーマ曲はもうお馴染みのやつです。新しいアレンジになってはいますが目新しさはありません。第3シリーズ(ピンクジャケットの)主題歌『セクシーアドベンチャー』みたいな歌曲でも良かったのになあ、とちょっと思いました。その代わりエンディングの曲が良いですね、なんとボーカル担当は石川さゆりという異色のコラボでとっても素敵です。

さて肝心の内容ですが、個人的には「ここまで同じことをやられるとさすがにもういいかな」というのが正直なところです。いや目新しさだけあればいいってものでもありませんし、「ルパン三世」という作品はもはや定番商品みたいな存在になっているわけだから、多くの視聴者(特にルパンの新作を待ちわびているような)がイメージする、これぞルパン三世だというお約束から大きく逸脱することはなかなか許されないのかもしれません。スピンオフとして放送された『峰不二子という女』も割と賛否が分かれていたような気もしますしね。

アニメとは違いますがたとえば『男はつらいよ』シリーズや『釣りバカ日誌』シリーズのように、毎年お馴染みの顔ぶれがお約束の展開をしてみせる、これぞ定番という国民的な作品も確かにあります。観客の期待を裏切ることなく、一種の安心感を与えてくれるような愛すべきシリーズ作品。『ルパン三世』もその仲間入りを既にしているのかもしれません。でもね、俺は寅さんのようなルパンを見たいわけじゃないんだよ、という思いを抑えることができないんですよね。

他には細かいことなんですけど、ある場面で銭形のとっつぁんが逃げるルパンを屋根伝いに追うという、もう何度見たか分からないシーンがあったんですけど、すんでのところでルパンにかわされ屋根の縁から落ちそうになるのを「おっとっと」みたいに腕をばたばたさせて踏みとどまるって描写があったんですよ。いやあ、もう2015年ですよ、そんな描写をいまさらやるのかよと。もうそのシーンを見た時に「あ、もう俺は見なくてもいいな」と思いました。いくら定番作品だからってねえ。

もちろんこのあと話数を重ねるなかで「おお、これはすごい」と思わせてくれる描写も出てくるのかもしれません。でもね、視聴者に「こんな作品(のテイスト)ですよ」と知らしめる役割を持つはずの第1話であんなことをされたらあまり期待はできないですよ。そんなわけで継続視聴はしないことにしました。残念です。

あともうひとつだけ、これは言っても詮無いことなんでしょうが。それはキャスティングのことです。2011年のテレビスペシャルから五エ門、不二子、銭形を担当する声優さんが変更になりました。今回の新シリーズも変更後のキャストです。そんな中で唯一のオリジナルキャストとも言える次元役の小林清志さんがね、さすがに厳しいなあと。御年82歳ですものね、無理はないんですけど。小林さんの声は大好きなんですがそれだけに聞いていてもう辛くて辛くて。御本人は声のお仕事を続けられる限り最後まで次元役を他に譲らないでしょうが。

そんなわけで新しく始まった『ルパン三世』の感想でした。

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タグ:ルパン三世

『宇宙戦艦ヤマト2199』のこと [アニメ感想‐TV]

この4月からテレビ放映が始まったので見てる。先行上映やソフトが発売された際に友人の一人がどハマリし「見ろ見ろ」と盛んに薦めてきたので出来は悪くないんだろうと思ってたがなかなか面白い。ただし諸手を挙げて絶賛とまでは行かないあたりがおっさんオタクの哀しい性ではある(この辺りはオリジナルを知っているかどうかでも違ってきそうだが)。

たとえ評価が定まった作品であっても10年、20年と時間が経過すれば古びてしまうこともあるし、特にアニメ(や漫画)は絵の占める比重が大きく、時代ごとの流行り廃りがかなり顕著だ。現在の絵柄の流行から外れているだけで「古くさくて見る気がしない」という人が少なくない以上、リメイクという手法はそれなりに有効だったりもする。まあ昔からのファンにすれば「頼むからそっとしておいてくれ」という意見もあるだろうし、逆に旧作を知らない世代からは「いまさらリメイク?」と言われるかもしれず、『ヤマト』に限らず旧作のリメイクには避けられない難しさではあるんだが。

さて今回のリメイク版『ヤマト』、ファンですらげんなりさせられた正統続編や実写版に比べるのもアレだが遥かにマシだ。基本というか核の部分は変えずに現代的なリニューアルを施してあって、それが今のところ成功してるかなーという印象。中には「おお、そうきたか」と感心させられたり逆に「あー、そこは変えないで欲しかった」や「え、それはいらなくね?」等々、なかなか複雑な部分もあるけれど。自分もかつては『ヤマト』に夢中になった世代としてそれなりに思い入れもあるから。

先日の放送分(第7話)で太陽系を離れたわけだが、そのエピソードに関して言えば古代と沖田艦長の関係とか描写が気になった。オリジナルにおいてはヤマト乗組員の中で(少なくとも描写された範囲で)お互いだけが地球に残してきた家族の無い天涯孤独な身であるという境遇からくるシンパシー。特に古代に関しては艦長に対する最悪な第一印象(己が助かるために部下(兄)を見殺しにする“英雄”)がここまでの航海で改まってきた上でこのエピソードが決定打になるわけだから。そしてあの艦長室での「古代、お前もさよならを言わんか!」「は、はいっ!」に繋がるのでなあ。変えないで欲しかったかも。

この関連では森雪との描写もちと残念。もっとも彼女に関しては設定自体が大きく変えられてるようだし、描写に関しては好みの問題でもあるが。雪は古代にも当然ながら地球に残してきた家族がいると思い込んでて(兄である守の戦死については「ゆきかぜ」発見のくだりで分かっていただろうが)、彼が回線の繋がっていないモニタを黙って見つめる姿を偶然見かけ「ああ、そうだったのか」とショックを受けちゃうわけなんだが、リメイク版では古代の口から「俺、家族全員死んじゃってるんだよね」と台詞で言わせちゃうのがなあ。いや、オリジナルと同じにせよなんて思っちゃいないけども。

あとは主人公である古代が航海を通じて成長するのもヤマトの重要な部分だと思うんだが、今回の古代くんはやけに達観してるというかやんちゃな部分がどうにも少ない。オリジナルでは彼ひとりの中に盛り込んでいた要素を他のキャラクターに分散させてるっぽいのでその影響もあるんだろう。特に南部くん、キャラ変えすぎだよなあ。頭のいかれたトリガーハッピー野郎にしか見えんもの。困ったもんだ。

ただでさえストレスがMAXな航海であるヤマト艦内に騒動の火種(いかにもトラブルメーカー然としたキャラクター、保安部の彼ですけど)を増やす必要あるのか、後々ドラマとして使いこなせるの?とか、アニメファンへの目配せでもあるのか女性乗組員を増やすのはいいとして、やたらと萌えキャラ化してるというか、あざといキャラづけなのはさすがにどうなんだ・・・などなど不満も結構あるが、2013年に『ヤマト』を新作として毎週テレビで見られるということを思えば些細なことだし(その割にはぐだぐだ長文書いてますが)最後まで楽しめたらいいなあと視聴しておる次第です。

公式サイト⇒【宇宙戦艦ヤマト2199

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タグ:ヤマト2199

TVアニメ『Another』を見終わった [アニメ感想‐TV]

自分が見たのはBS11で放送されたもの。最も早い地域では今年の3月に最終回が放送されており、3か月ほど遅れての視聴だから今さら各話ごとの感想でもない。全12話を見終えて感じた、かなりざっくりとしたものになってます。…よく各話感想とかやれたな昔の自分は。

Another 先行PVプロモーション映像 ver.1

原作を楽しんだこともあって、どの様にアニメ化されているのか興味があった。同時に少しばかりの不安も。事前情報でキャラクター原案をいとうのいぢが担当と知り、ちょっとイメージに合わないのではと思ったから。もう少しリアル寄りな絵柄の方が良いのでは、という印象は本編を見始めてからも変わらず最後まで払拭できなかった。好みの問題ではあるが以前に見たアニメ版『屍鬼』を連想してしまったのは確かだ。題材がホラー、サスペンスといった場合、あまりにアニメ的な絵柄は適さない気がする。もちろん見せ方一つで変わるんだけど。

この『Another』はアニメ化に先んじて漫画化もされており、キャラクターデザインもそちらに準じたということかもしれない。アニメの場合、線を減らし均一化する必要があるから微妙なタッチをつけづらいという難点がある。実はこのことはストーリーが進んで災厄(「現象」か)が起こり始め、精神的に追い詰められた登場人物たちが狂気をあらわにする、って部分に顕著で。具体的には目を見開き、アニメ的なつるっとした絵柄に皺(ほうれい線みたいな)を増やしたり影を付けるという手法。最近では所謂ヤンデレ表現にも用いられたりするが、アニメ特有のシンプルな線のキャラクターに本来無い線を加えることで一種のノイズとする。これは確かに効果的ではあるんだが、ともすればギャグになっちゃうんだ。漫画でも急に劇画タッチになることのギャップで笑わせるというあれ(雰囲気を高めて怖がらせるより紙一重でギャグに転じても全力でぶっちぎるぜ!という意図ならこれはこれで成功してるのかもしれないけど)。この辺りは難しいな。何か新しい技法が出てこないものかな、さすがに食傷気味だし。

表現といえばこの作品はある種の呪いによって人がたくさん死ぬ。それも派手というか大掛かりな死に方で、血もどばどば出ます。この辺りは深夜枠を逆手にとってぎりぎりまで頑張って見せてたなーと(特にクラス担任のあれとか)。ただクライマックスに入ると閉店間際の大安売り的な様相を呈してきて笑えてしまった。最終回なんて三年三組の皆さんはぎりぎりのところまで追い詰められておかしくなった、というよりお前ら最初から誰かを殺したかっただけじゃないのか…と思える外道っぷり。狂気を表現するのって難しいなあ。なんというか、Jホラーよりも「ファイナル・デスティネーション」シリーズに近い感覚で見る方がいいのかも。あそこまで突き抜けてはいなかったけれど、そんな楽しみ方も有りではないかと。

楽しみ方といえばTwitterでやり取りさせてもらった方は主人公の少年を巡って二人の少女が激しい争奪戦を繰り広げている、そして勝利のためには「現象」すら利用しているのだ、まさに修羅場、みたいなことをおっしゃってましたが目から鱗でしたね。実際、某キャラクターのラストカットでの微笑みは「…計画どおり、ふふふ、彼は誰にも渡さないわ(ニヤリ」としか思えないですし。怖ええ。そんなわけで作品に接する際はもっと柔軟な楽しみ方をしなければ駄目だなと。いや割とマジで。

漫画、アニメに続いて8月には実写映画も公開されます。『Another』は角川書店のお家芸でもあるメディアミックス展開だったわけですね。それぞれの媒体ごとに原作に無い仕掛けが施されてるそうですから、今度はどんな『Another』を見せてくれるんでしょうか。わたし、気になります!(それは違う作品だ)

映画『アナザー Another』公式サイト(※予告が自動再生されます、念のため)

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タグ:感想 another

TVアニメ『日常』のこと [アニメ感想‐TV]

以前に比べるとアニメを、特にTVシリーズをほとんど見なくなってしまいました。気なる作品は(放送されれば)録画もしてるんですがさっぱり消化できずにHDDレコーダーの肥やしです。そんな中、最後まで通して見たのがこの『日常』というアニメでした。ちなみに公式はここ⇒ 「日常」オフィシャルサイト

原作はギャグ漫画なんだけどシュール系というかナンセンス系というか、かなりくせの強い内容で人を選ぶところがあると言われてます。正直に書くと自分は原作を読んでないんですよね。アニメ化が決まった当時、角川の公式サイトで少し試し読みはしましたが。その際にはさっぱり面白さが分からず「これ、本当にアニメ化するの?」と思ったほどで。そんなわけで感想もあくまでアニメ版についてです。かなり原作に忠実なようなのでそれほど的外れじゃない、はず。

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珍しくキャプ画像など貼ってみました。彼女たちが主要キャラクターですね。上段の左から二人と下段の二人+一匹が取り上げられることが多かったかな。彼女たち以外にもたくさんのキャラクターが登場しますが、きりがないので省略で。めんどくさいし(ひどい)。アニメーション制作は「京アニ」こと京都アニメーションが担当。賛否はありますがやはりここは上手いこと作りますね。品質はかなり高い水準だったと思います。加えて声優さん達も上手でねえ。絶叫というか奇声を発するシーンでは見てるこっちが「喉だいじょうぶ?」と心配になるほどの熱演で。それらが相まってやたらとハイテンションで素っ頓狂なギャグが炸裂してました。

ただ最初のうちはあまり乗れなかったんですよ。元がシュール系ギャグなので合わないとひたすら苦痛だったり。加えて個人的にどうしても好きになれないキャラクターも何人かいて。下に貼った彼女たちなんですけどね。この二人がエピソードに絡んでくるのがもう嫌で嫌で。

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ひたすらマイペースでちょっと不思議ちゃんが入ってるんですが、そんな彼女たちに他のキャラクター(真面目というか常識的な人)が振り回され酷い目に合う(はかせにもイラっとさせられますが彼女は未だ子供なので除外)。まあこれ自体は昔からあるギャグのパターンのひとつです。ちょっと古いですがドリフのコントで言えばカトちゃんや志村に長さんが振り回され「だめだこりゃ」、みたいな。じゃあドリフのコントはOKで『日常』のそれが駄目なのは何故かというと、振り回される側だけが損をして振り回す側が(ほとんどの場合)お咎めなしに終わるからなんですね。もっと言うなら「どうしてこんなことするの!」とか「いい加減にして!」と文句を言おうものなら「え? なんで怒ってるの?」くらいにキョトンとされちゃう。もうね、個人的にそういうタイプが心底嫌いで張り倒したくなっちゃうんですね。困ったもんで。

あまり人気が無かったとか、Blu-rayソフト等の売り上げも伸び悩んだとか言われてるようですが、個人的には楽しんで見てたんですけどね。いや実際のところ面白かったと思うんですが。こればかりは分からんもんです。自分も最初は乗れなかったわけですし。

以下蛇足で。下に貼ったのはいわゆるMAD動画で使われてる曲も『日常』とは関連ありませんが、なんか癖になる面白さだったので。うん、カオスなところがだいたいあってるんじゃないでしょうか。


【MAD】きみのためなら死ねる【日常】

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タグ:感想 日常

TVアニメ感想(「2010年春季アニメ」その1) [アニメ感想‐TV]

なんとビックリ、事前に見たいなーとチェックしていたタイトルがすべて放送されるという幸運に恵まれた(これから放送開始のものもあるが)。やったぜ! でも録画してある分の消化すらできてないのに! 喜んでていいのか俺。そんなわけで感想などを。並びは単に見終えた順番です。

HEROMAN [公式サイト]

第1話を視聴、実は今季アニメの中で最もお気に入りだったりする。玩具のロボットが落雷を受けスーパーパワーを持つHEROに・・・という正統派ヒーロー物だろうか。アメリカンな雰囲気と日本アニメの高品質さが上手くバランスされてるんじゃないかな。第1話は主要キャラクターの紹介、ヒーローの誕生と初めての活躍、そして迫り来る敵の予兆、と教科書どおりの内容。しかし命名、HEROMAN(ヒーローマン)!→ へえ、いい名前だな、の流れは突っ込んでもいいよね。キャラクターも魅力的、特にヒロインのリナが大変可愛い。ちなみに主人公のジョーイ君は少し中性的、見方によっては女の子でも通用するデザインなものだから、一部では既に「ジョーイきゅん、ハアハア」と好評だそうな。オタクはほんま冥府魔道に生きるものやで・・・。当然視聴は継続で。

荒川アンダー ザ ブリッジ [公式サイト]

第1話を視聴・・・というかアニメ1話に原作何話分入ってるんだ。掲載誌の公式サイトで原作漫画の試し読みができます、興味があれば⇒【ヤングガンガン公式サイト | 作品紹介 | 荒川アンダー ザ ブリッジ
原作未読だったのでこんな内容だったんだなーと。ジャンルとしてはなんだろうね、ナンセンスギャグだと思えばいいのか。『神聖モテモテ王国』とか『ピューと吹く!ジャガー』に近いかもしれない。しかし新房監督は仕事し過ぎじゃないのか。売れっ子だなあ。難しいこと考えずに見られそうなので視聴は継続で。ニノも可愛いしな。

WORKING!! [公式サイト]

第1話を視聴、北海道某所にある架空のファミレスを舞台にしたコメディ。ちなみにこれも原作漫画が試し読みできる。ヤングガンガン太っ腹だな。⇒【ヤングガンガン公式サイト | 作品紹介 | WORKING!!
まともな奴がほぼ皆無で、回を重ねるごとに人物が増えていく一種のキャラ萌え作品だろうか。原作が基本四コマ漫画なので、そちらのテンポが好きな人はどう感じるだろうか。『はなまる幼稚園』ほど間延びした印象はなかったが。実は原作漫画は5巻あたりで飽きてしまったので、アニメ版もどこまで視聴意欲が継続するか。手堅くまとまってるなとは思うんだけど。ちょっと様子見で。

ひとまず今回は3タイトル分、残るは『閃光のナイトレイド』、『Angel Beats!』、『けいおん!!』の3タイトル。最も放送が遅い『けいおん!!』を視聴したら改めて感想を書こう。

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TVアニメ感想(『はなまる幼稚園』第7話と第8話) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。最近あまりアニメを見る気分じゃなく更新も遅れ気味。今回は2回分の感想を一気に。

はなまる幼稚園 [公式サイト]

第7話「はなまるな夏休み」と「はなまるな夏祭り」

この回は2話とも夏休み編、杏たち仲良し三人組、杏ママ、そして山本先生も同行してつっちーの実家へ。前回に続いて女性陣の水着姿という視聴者サービスもあり。しかし『はなまる幼稚園』って巨乳率高いなー。まあ杏ママの場合はちょっと違う気もするが。そんな中、おにいちゃん大好きっ娘なつっちー妹は大変慎ましやかなサイズ、貴重です。顔を上げろ、胸を張れ(無くても)! でかけりゃ良いってもんじゃないぞ。走っても揺れないくらいが丁度いいって昔の人も言ってたし(言ってません)。杏ママへの片想い(と失恋)というつっちーのほろ苦い思い出にも少しだけ触れていたが、山本先生と杏ママじゃタイプが全然違うよな。つっちーお前、乳しか見てなかったりするのか。最低だぞ。こんな感想書いてる俺もだけど。

後半はつっちー妹がメインのエピソードか。夏祭りに出かけたりも。冒頭、料理がらみでいきなりつっちーの朴念仁ぶりが炸裂。これは酷い。あまりにもつっちーが最低な男に描かれすぎと思わんでもない。にぶい、察しが悪い、ダメなオタク。挙げていけばきりが無い。お約束ではあるんだが。原作者が女性ということも影響してるのかなあ。いや違うか。原作は試し読み以外読んでないから判断が難しいが、これってアニメでの見せ方の問題じゃないかと思うんだ。ダメな部分もあるが肝心なところではしっかりしてる、そのギャップを見せようって意図なら失敗してると思うよ。エンディングはがらっと雰囲気の違う映像。もしや、と思ったらやっぱり小林治だった。こういうの好きだねほんと。

第8話「はなまるなさかなやさん」と「はなまるなライバル」

前回で夏休みは終わったらしい。いやあ、展開が速いなあ。あら、この幼稚園って女の子だけ夏服のデザインが違うのか。前半は家が魚屋さんの葵ちゃん中心のエピソード。普通にいいお話なんだけどこれまでとは毛色が違う感じ。もっと言うなら『はなまる幼稚園』っぽくないなーと思った。幼稚園や杏中心のお話ばかりじゃバリエーションに乏しいものな。本編にはあまり関係ないが少しだけ気になったことを書いておこう(実は当初からなんだけどね)。それは小梅役のMAKOのことで。彼女の声質で小さい女の子を演じるのは実はかなりきびしいんじゃないかと。長めのセリフを言う時なんか気の毒になるほどだ。杏なんかもかなり意識的に声を作ってるんだが(いわゆるアニメ独特の発声)、小梅ほど辛さを感じない。『かみちゅ!』のゆりえちゃん役以外はよく知らないんだが、あの独特の声質では役柄が限定されてしまうのか。難しいもんだな。

後半のエピソードは新キャラが登場。極道の娘、雛菊だ。つっちーを巡って杏のライバルになるらしい。本編中でも突っ込まれていたが幼女にだけモテモテなつっちー。しかしなぜ好かれるのかはよく分からん。妙なフェロモンでも出してんのか奴は。周囲の放置っぷりには笑えたけどな。雛菊が思い浮かべた山本先生の姿があまり「女の色香で殿方を惑わすふしだらな女性」に見えなくて逆に可笑しかった。あれじゃあトンマなお嬢さまキャラだよ。基本は礼儀正しくしっかり者の雛菊が今後どう絡んでくるのか楽しみにしましょ。

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TVアニメ感想(『はなまる幼稚園』第6話) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。ちょっと視聴が遅れ気味になってしまった。

はなまる幼稚園 [公式サイト]

第6話はこれまでの15分×2話ではなく前半が「はなまるなプール」+「はなまるな作戦」、後半が「はなまるなお兄ちゃん」+「はなまるなお泊まり」という本編+後日談のスタイルだった。漫画にはよくある単行本化の際に後日談を書き下ろすような感じか(多分違うと思うが)。ヤングガンガン公式サイトにある試し読みによれば、記念すべき第1話がこの「はなまるなプール」だったようだ。個人的には原作漫画の方が面白く感じたかな。基本は同じだし、あくまで好みの問題だが。さて、なにしろプールが舞台だからどちらかといえば男性視聴者向けのサービス回、水着姿をたっぷり堪能できる。いや園児のじゃなくて山本先生のね、誤解なきよう。

山本先生は天然な巨乳キャラとして設定されているが、今回はそのポテンシャルをフルに発揮していた。貴方はどこのグラビアアイドルっすか。すっかりダメ男っぷりが定着したつっちーだが、今回ばかりは彼を責められんわなあ。そりゃあ見るさ、ああ見るとも。ガン見ですよ(最低)。とはいえ、杏がつっちーの気を引くためにしたおふざけを咎めるシーンはまさに「お前が言うな」状態だったが。園児ほったらかして鼻の下を伸ばしてたつっちーが言っても説得力はゼロだ。実はこの部分の印象が原作とアニメでは異なり、原作の方が好ましいと感じた理由でもあるんだが。さらっと流す部分を無理に引き伸ばさざるを得ないからだな。

つっちーを悩殺した山本先生の水着をビキニにすり替えていたのは妹さんでした、でも山本先生は天然炸裂で意図を理解してなかったよ、ちゃんちゃん・・・というのが後日談の部分。なぜ妹さんがつっちーをプッシュするのかよく分からん、二人は面識あったっけ。同じ職場だし手っ取り早いからという理由ならちょっと酷くね? もっと良い男を紹介してやりなよ。

後半はもう一人の妹キャラ、つっちーの実妹が登場した。現役女子高生にしてツンデレなブラコンってあざといにも程があるだろう。いや可愛いけどさ、いねーよなあこんな妹は。素直に萌えられない自分が悲しい。ダメ兄貴を心配して様子を窺いに勤務先までやってきた彼女、最後はつっちーのアパートに泊まっていくことに。もはやどちらが口実だったのか分からなくなるほどお兄ちゃん大好きオーラ出しまくり。離れて暮らしているそうだが今後もどんどん絡んでくるんだろうか。姉の恋路を応援する山本先生の妹との直接対決もありか。今回のエンディングはそんなつっちー妹をフィーチャー、超絶作画も手伝って面白い映像になっていた。

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結局メガネの件は無かったことになるの? [アニメ感想‐TV]

というわけで『ハートキャッチプリキュア!』の第2話を見たわけなんですが、第1話の後編みたいなもので、主人公の一人つぼみ(ピンク髪の子)が苦戦しつつもプリキュアとしての初陣に勝利するところまでだった。えりか(青い髪の子)がもう一人のプリキュアとなるのは次回におあずけと。他にはつぼみのお婆ちゃんもかつてはプリキュアだったことや、ピンチに陥ったキュアブロッサム(つぼみね)を救った謎のイケメンの登場とか、新要素もどんどん出てきた。謎のイケメンとは書いたが見た目はどこかの絶望してる先生みたいで、ダサカッコいい路線なのかしら。タキシード仮面もある意味そんな感じだったしなあ。

毎回感想を書くつもりもないんだけど、先週、第1話の感想でも触れた「つぼみのメガネ」が気になったもので。結果としては記事タイトルどおりかなーと。改めてOPを見るとメガネをかけたカットが一つも無いもんな。残念。というか第1話で早々に外しちゃうなら最初からそんな設定にしなきゃいいのに。えりかのアドバイスに従って、という描写はあったからオシャレの一環と言いたいんだろう。服装や髪型を変えることで自分の新たな魅力に気付き、それが自信に繋がっていくみたいな。くどいようだがそれって変じゃね? メガネかけてたらオシャレもできんのかい。百歩譲ってオシャレだと認めようか。しかしそれで近視(あるいは遠視)が直るわけじゃないでしょ(まあ仮性近視という線もあるが)。キャラクターの特徴や個性としてメガネをかけさせたなら、最後まで徹底させるべきなんじゃないかな...とは思うんだよね。うーん。

文句ばかり書いてても仕方がないのでちょっと提案を。『ハートキャッチプリキュア!』のようなアニメのスポンサーは玩具メーカーであることが多い(他にもあるけどね)。そこを一工夫してですね、メガネメーカーにスポンサードを依頼してみるというのはどうか。アニメの主人公たちと同じデザインのフレームを用意してもらって子供向けに売り出すわけですよ。よくあるでしょ、ジョン・レノンモデルとか、ハリー・ポッターモデルとか。一種のキャラクターグッズですな(レプリカなら玩具でもいいのか)。玩具や文房具、食品でも可能ならメガネフレームだってありじゃない? 要はですね、メガネの子を主人公として登場させるならさ、せめてそれくらいはやれよ、都合のいい使い方しなさんなと。・・・やべ、最後はまた文句になってしまった。

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TVアニメ感想(『はなまる幼稚園』第5話) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。素直な気持ちで見るんだ俺、と毎回言い聞かせないといけないのは我ながら困ったもんだ。

はなまる幼稚園 [公式サイト]

第5話を見た。今回は「はなまるな探偵団」と「はなまるな初恋」の2本だ。一つ目のエピソード「はなまるな探偵団」は幼稚園外での出来事となった。つっちーを今度の日曜日にデートに誘うものの、すげなく断られた杏は自分以外の女性とデートするのではと疑い、柊、小梅とともにつっちーの尾行をすることに...というお話。「はじめてのおつかい」みたいな見せ方になるんかなーと想像しつつ視聴。

以前、第2話の感想の中で大人側のドラマ(つっちーと山本先生の恋路)も平行して描かれるなら幼稚園の外に出ざるを得ず、その時に杏たちをどう絡めるのか。また、子供たちが単独行動する描写に否定的な意見も多かったので、その点をどうクリアするのか興味(と少々の不安)があった。だが今回を見る限りそうシビアな問題でもなかったか。一応は杏のかーちゃんが心配して尾行の尾行をするというエクスキューズを用意していたが、これがありなら第2話だってOKじゃんね...と少々釈然としないものは残った。それ以上にですね、つっちーお前、本当にダメ男に描かれちゃってるなーと。いつからだろうな、『はなまる幼稚園』のようなオタク向け作品の主人公(特に男)をぱっとしない、むしろダメなオタクとして設定するようになったの。否定はしないが偏りすぎることには賛同できない。これも一種の自虐系ギャグってことか。なんだかな。

さて、二つ目のエピソード「はなまるな初恋」は小梅が主役だった。困っていた自分を優しく助けてくれた年長さんの男の子、優(ゆう)くんとのあれこれ。例によって恋愛至上主義とでもいうべき杏に「それは恋だね!」と断定され、告白まで焚きつけられる始末。しかしまあ小梅は可愛らしいな。ちょっとトロい感じもキュートだぞ。それにしても優くん、君はなんと良く出来た子なんだ。イケメンすぎる。つっちーに爪の垢でも煎じて飲ませてやってくれ頼むから。親切にしてもらったお礼をちゃんと言いたかっただけ、というオチもほのぼのとして良かったんじゃないでしょうか。今回はエンディングも小梅をフィーチャー、声を担当するMAKOが歌う曲だった。エンディングが毎回異なる本作、放送終了後には全曲収録したCD、しかもノンテロップver.の映像を収録したDVD付きとかで発売されるのかもな...と思ったらやっぱり出るんだ。抜かりねえな。

はなまるなベストアルバム  childhood memories

はなまるなベストアルバム childhood memories

  • アーティスト: TVサントラ
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2010/03/31
  • メディア: CD
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『ハートキャッチプリキュア!』を見てみた [アニメ感想‐TV]

人気シリーズの新作が放送開始になったので。ここしばらく遠ざかっていたので(当たり前だ)、『プリキュア』シリーズを見ること自体が久しぶり。公式サイトはここ⇒【ハートキャッチプリキュア!:東映アニメーション

シリーズスタート時には主役は二人だったが、シリーズを重ねるごとにメンバーが増え、多い時で5人、前作『フレッシュプリキュア!』でも4人体制だった。ほとんど戦隊シリーズみたいな状態だったが、今回は原点回帰と言うことなのか、主役は二人となった。もっとも、お話が先に進めば新メンバーが追加されるかもしれない。オープニングでもそれらしいキャラが一人登場していたので、彼女が第三のプリキュアとなる可能性は高い。

それ以上に分かりやすい、正に一目瞭然の変化は絵柄だ。これまでとはガラリと変わって『プリキュア』シリーズというより『おジャ魔女どれみ』シリーズといった方がしっくりくる。まあデザインを担当したのが同じ人(馬越嘉彦)なんだけど。視聴を決めた理由もこの絵柄が個人的にとても好きだから、というわけ。ちなみにNHK教育で放送している『マリー&ガリー』のデザインも馬越嘉彦、これも大変素敵なキャラクターだ。

主役の二人は中学二年生の女の子。一人は舞台となる街に引っ越してきたばかり。ちょっと内気で引っ込み思案、そんな自分を変えたいと思っているメガネの子。もう一人はとにかく元気でマイペース、ある意味で傍若無人、だけど高校生にして人気モデルの姉にコンプレックスも抱えている。同じクラスであるばかりか、家までお隣さんになった二人だが、どうも相性はよろしくない。特にメガネの子が苦手意識を持ってる。そんな彼女たちが力を合わせプリキュアとしてどう活躍していくのかが見どころか。

少し気になってるのはメガネの子の描写なんだよな。彼女、お話が進むうちにメガネをかけなくなっちゃうんだ。初登場のシーンや転校初日の登下校時にはメガネかけてるので授業中だけ、という訳でもなさそうなのに(視力が低いという描写も特になかったが)。おそらく引っ込み思案な性格を象徴するアイテムなんだろう。本心を隠すための仮面みたいな。彼女の変化や成長とともにメガネを必要としなくなる、ということなのかな。仮にそうであるならがっかりだ。普段はメガネ、変身してプリキュアになった時は外す、ならまだ分かる。でも第1話を見る限りではそうじゃない。意地悪な見方をするならメガネをかけた子は前向きになれない、自分を変えるためにはメガネを外しコンタクトにしろ、と主張してんのかよと。それはおかしいだろ。

本作も含め『プリキュア』シリーズを楽しみに見ている子供たちの中にはメガネをかけた子だって沢山いるはずだ。もしかしたら主人公と同じように内気で引っ込み思案で、そんな自分を変えたいと願っているかもしれない。自分とよく似た主人公の活躍に勇気を貰い、月曜日に登校したとき、これまでよりもちょっとだけ大きな声で「おはよう」が言えるようになるかもしれない。そのためにも主人公の一人はメガネをかけたままでいるべきだと思うがな。だって当たり前にいるでしょ、メガネの子。これで単に作画上の手間を軽減するためとかだったら俺涙目。ただの深読みしすぎるバカです。

えー、まあそれも含めて今回のシリーズは視聴継続で。気が向いたときには感想も書くかもしれない。
※その後、第2話を見終えての感想がこれ⇒ 結局メガネの件は無かったことになるの?

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