SSブログ

TVアニメ感想(『はなまる幼稚園』第4話) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。難しいこと考えないでまったりと見りゃいいんだよなーと思いつつ、つい余計なことを考えてしまう自分は本当に捻くれてるな。

はなまる幼稚園 [公式サイト]

第4話を見た。今回は「はなまるなデート」と「はなまるなお手伝い」の2本だった。最初のエピソードはなにやら既視感が・・・と思ったら何のことはない、原作漫画の公式サイトで試し読みしたお話だった(ちなみにここで読めます(第3話です)⇒原作試し読み)。うん、すげー忠実な再現だな。一回の放送で15分のエピソードを二つという構成は大正解だ。もちろん原作のストックが豊富じゃないと難しいが、連作短編式の漫画をアニメ化するならこの手法がベストかも。柊が杏に「夢のような恋愛」を講釈するシーンでパロディがあったけど、『うる星やつら』が用いられていたのは偶然かもしれないが面白い。アニメ版の『うる星やつら』も初期は15分×2話形式だったからな。少し気になったのはテンポというか間の違いだった。たまたまアニメと原作の比較ができたから余計に気になったのかもしれないが、明らかにアニメの方が間延びしている。漫画独特の省略で笑いに転化していた部分がアニメでは全てマイナスに働いてしまった。そのため必死に頑張ってる杏に対し、つっちーが救いようのないほど気が利かないニブチンのバカにしか見えないんだな。「スマン、ノド渇いてて」じゃねーだろ、と反感が先に立ってしまう。

そしてこの表現手法の違いによるマイナスは二つ目のエピソード「はなまるなお手伝い」でも現れてしまった。このエピソードはお休みしたつっちーの代理で二クラス分の面倒をみる山本先生、そのお手伝いを杏が自ら申し出るが頼まれごとをこなす度に散らかしっ放しの状態、それを山本先生が優しくこっそりとフォローするという内容だ。実はネットを彷徨っている時に原作漫画における該当シーンの画像を見たのだけど、コマ割を上手く使って見せていたのだよな。杏が何かをする→片付けたつもりが散らかす→山本先生が通りかかる→きっちりフォロー(片付いてる)、という流れを何度か繰り返す。「同じ構図での反復」と言えば伝わるだろうか。漫画ならではの省略が効果的でテンポも良い。それに対してアニメは間延びしてしまった感は強い。もちろん漫画とアニメでは見せ方そのものが違う。漫画であれば前後の状況説明をコマの中にト書き的に書き込むことだって可能だが、アニメではそうはいかない。すべて見せなければならない。だがそのことを勘案しても、もう少しテンポ良く見せて欲しかったかな。難しい部分だよな、ほんと。

後はね、やっぱり山本先生を天使みたいな女性に描きすぎかな(原作準拠かもしれんが)。アニメで付加される動きと声が余計に不自然さを強調してしまうんだ。原作漫画を読んだらきっと違う印象なんだろうな。いや、ごちゃごちゃ言わんと素直に萌えとけって話なんだけども。漫画とアニメの違いをやけに意識させられるエピソードでした。あ、忘れてた。今回のエンディングはとても良かったです。これまでの中で一番好きかな。

web拍手 by FC2
ブログパーツ


共通テーマ:アニメ nice!(10)  コメント(0)  トラックバック(1)  | ▲top

nice! 10

コメント 0

コメントを書く  ※記事の内容に関係のないコメントは削除する場合があります。

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。