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たかみち『ゆるゆる』第2巻 [漫画]

購入したのは二週間以上前だが、せっかくなので感想でも。

ゆるゆる 2 (ヤングキングコミックス)

ゆるゆる 2 (ヤングキングコミックス)

  • 作者: たかみち
  • 出版社/メーカー: 少年画報社
  • 発売日: 2012/07/19
  • メディア: コミック

第1巻の感想の中で“続刊があるなら歓迎するし、どうせ出すなら早めにお願いしたい”と書いておきながら発売から一か月以上も出ていることに気付かなかったという体たらく。でも前回の刊行からは一年以上も間が空いたんだから仕方がないですよね(言い訳)。

内容は前巻同様、仲良し三人組の女子高生の日常がゆるーく描かれているが、今回収録されていたのは季節が夏真っ盛りなエピソードだったので、この時季に読むには相応しいものだった。すっかりマスコットキャラとして定着したアオバトの他にも動物たちがゲストとして登場し、いいアクセントになっていたのも楽しい。

現在も月刊ヤングキング誌上で連載中、ではあるのだが、なにせ各エピソードが5ページ程しかないので次巻が発売されるのも最低一年は先のことになりそう。まあ気長に待とう。

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TVアニメ『Another』を見終わった [アニメ感想‐TV]

自分が見たのはBS11で放送されたもの。最も早い地域では今年の3月に最終回が放送されており、3か月ほど遅れての視聴だから今さら各話ごとの感想でもない。全12話を見終えて感じた、かなりざっくりとしたものになってます。…よく各話感想とかやれたな昔の自分は。

Another 先行PVプロモーション映像 ver.1

原作を楽しんだこともあって、どの様にアニメ化されているのか興味があった。同時に少しばかりの不安も。事前情報でキャラクター原案をいとうのいぢが担当と知り、ちょっとイメージに合わないのではと思ったから。もう少しリアル寄りな絵柄の方が良いのでは、という印象は本編を見始めてからも変わらず最後まで払拭できなかった。好みの問題ではあるが以前に見たアニメ版『屍鬼』を連想してしまったのは確かだ。題材がホラー、サスペンスといった場合、あまりにアニメ的な絵柄は適さない気がする。もちろん見せ方一つで変わるんだけど。

この『Another』はアニメ化に先んじて漫画化もされており、キャラクターデザインもそちらに準じたということかもしれない。アニメの場合、線を減らし均一化する必要があるから微妙なタッチをつけづらいという難点がある。実はこのことはストーリーが進んで災厄(「現象」か)が起こり始め、精神的に追い詰められた登場人物たちが狂気をあらわにする、って部分に顕著で。具体的には目を見開き、アニメ的なつるっとした絵柄に皺(ほうれい線みたいな)を増やしたり影を付けるという手法。最近では所謂ヤンデレ表現にも用いられたりするが、アニメ特有のシンプルな線のキャラクターに本来無い線を加えることで一種のノイズとする。これは確かに効果的ではあるんだが、ともすればギャグになっちゃうんだ。漫画でも急に劇画タッチになることのギャップで笑わせるというあれ(雰囲気を高めて怖がらせるより紙一重でギャグに転じても全力でぶっちぎるぜ!という意図ならこれはこれで成功してるのかもしれないけど)。この辺りは難しいな。何か新しい技法が出てこないものかな、さすがに食傷気味だし。

表現といえばこの作品はある種の呪いによって人がたくさん死ぬ。それも派手というか大掛かりな死に方で、血もどばどば出ます。この辺りは深夜枠を逆手にとってぎりぎりまで頑張って見せてたなーと(特にクラス担任のあれとか)。ただクライマックスに入ると閉店間際の大安売り的な様相を呈してきて笑えてしまった。最終回なんて三年三組の皆さんはぎりぎりのところまで追い詰められておかしくなった、というよりお前ら最初から誰かを殺したかっただけじゃないのか…と思える外道っぷり。狂気を表現するのって難しいなあ。なんというか、Jホラーよりも「ファイナル・デスティネーション」シリーズに近い感覚で見る方がいいのかも。あそこまで突き抜けてはいなかったけれど、そんな楽しみ方も有りではないかと。

楽しみ方といえばTwitterでやり取りさせてもらった方は主人公の少年を巡って二人の少女が激しい争奪戦を繰り広げている、そして勝利のためには「現象」すら利用しているのだ、まさに修羅場、みたいなことをおっしゃってましたが目から鱗でしたね。実際、某キャラクターのラストカットでの微笑みは「…計画どおり、ふふふ、彼は誰にも渡さないわ(ニヤリ」としか思えないですし。怖ええ。そんなわけで作品に接する際はもっと柔軟な楽しみ方をしなければ駄目だなと。いや割とマジで。

漫画、アニメに続いて8月には実写映画も公開されます。『Another』は角川書店のお家芸でもあるメディアミックス展開だったわけですね。それぞれの媒体ごとに原作に無い仕掛けが施されてるそうですから、今度はどんな『Another』を見せてくれるんでしょうか。わたし、気になります!(それは違う作品だ)

映画『アナザー Another』公式サイト(※予告が自動再生されます、念のため)

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タグ:感想 another

やはり世界のオートモってことですか [雑記]

あー、「大友克洋GENGA展」行きたかったなー!

久しぶりの更新を地方在住者の慟哭で始めてみました、こんばんは。こうなったら某少年誌(週刊少年サンデーという噂も)で準備中という新連載を今か今かと楽しみにするのみです。

つい最近Twitterで知った動画なんですが、これがまた、大友克洋の影響というかオマージュ全開な内容でした。いやあ、よく出来てんなーこれ。

M83 'Midnight City' Official video

M83 'Reunion' Official video

このPVはフランスのM83というバンドの曲です(詳細はWikipediaを参照ください)。一本目なんか『AKIRA』そのままですね。ちょっと『童夢』も入ってるでしょうか。

実はこれ以外にも「まさに実写版『童夢』だ」と評判の映画があります。タイトルは『Chronicle』といい低予算、キャストは無名ながらも評価が高く、これがあれば実写版『AKIRA』はもう作らなくてもよくね?なんて声もあったりなかったり。正式な日本公開日は未定のようですが楽しみで仕方がない一本です。

chronicle trailer HD

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タグ:動画 M83 CHRONICLE

踊り弾きっていうんですかねこれ [雑記]

実は少し前に話題になってた人みたいですが、自分が知ったのはごく最近のこと。相変わらずアンテナの低さにブレがありません(自慢にならん)。

Zelda Medley- Lindsey Stirling

リンクのコスプレ姿で「ゼルダの伝説」メドレーを踊りながらヴァイオリン演奏するパフォーマンス、凄いっすねこれ。リンジー・スターリング(Lindsey Stirling)さんという方だそうで。アメリカのオーディション番組やYouTubeにアップされた動画で披露したパフォーマンスが話題になったということのようです。この言い方が適切かは分かりませんが、異常にハイレベルな「演奏してみた」動画って感じですかね。

しかし「ゼルダの伝説」関連の動画は以前に話題になった実写映画の嘘予告といい、やたらとレベルが高いものが多いですね。それだけファンもたくさんいるということでしょうが。特に海外の「ゼルダ」コスプレではゼルダ姫はもちろん、リンクも女性が扮しているケースが多く完成度も高い印象があります。リンジーさんも大変似合ってるし。

ついでにもう一本。これは特に何かに扮してるというわけじゃなく彼女自身のPVみたいです。

Spontaneous Me Lindsey Stirling

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タグ:動画

3月に自宅で見た映画(その4) [映画感想‐洋画]

ひとまず今回で最後、3DCGアニメをまとめてみた。しかしここまで日本映画が一本も無いのは我ながら偏ってるなあ。困ったものである。

『カーズ2』(原題:Cars 2)

カーズ2 ブルーレイ(3枚組/デジタルコピー & e-move付き) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • メディア: Blu-ray

予告編⇒ http://www.youtube.com/watch?v=p_gwJIkrtAI

評判があまり良くないと聞いていたがさすがにピクサー、アニメとしては相変わらず高品質、大したもんだ。バイオ燃料をお話に絡めてるのは時代だよねえ。スパイ・アクションとしても良く出来てるし楽しい…んだけど、これを『カーズ』でやる必要あったのかなとは思う。これに限らず最近は妙に007リスペクトな映画が多くて、映画監督として一度は007をやりたいと思うものなのかしら。いや自分も好物ですけどね。今回の主役はメーターで、彼を好きかどうかも評価が分かれるポイントかもしれない。いや、気の良い奴ではあるんだけど正直ウザいからなーアイツは(笑)

『ブルー 初めての空へ』(原題:Rio)

ブルー 初めての空へ DVD&ブルーレイセット(初回生産限定)

ブルー 初めての空へ DVD&ブルーレイセット(初回生産限定)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

予告編⇒ http://www.youtube.com/watch?v=lDsvbki-3IM

日本では残念ながら予定されていた劇場公開が流れ所謂DVDスルーに。つくづく残念で勿体ないなーと思わせる楽しい作品だった。カラフルな色彩、ミュージカルパートの楽しさ、飛翔シーンのわくわく感。そしてロマンス(女の子に完全に見透かされてたけど)。劇中で“ロマンティックな場面ではライオネル・リッチーかけときゃ大抵うまくいくよ”というのが可笑しかった。う、うん、そうだね。

『9 ナイン ~9番目の奇妙な人形~』(原題:9)

予告編⇒ http://www.youtube.com/watch?v=pKZ_Qsz2htA

元は短編アニメだったものを長編として仕立て直したそうな。CGアニメとしての質はとても高い。アクション等の見せ方も各キャラクターそれぞれの描き方も上手だ。もしも自分に手芸の才があったら登場するキャラクターたちを作ってみたくなったろうなーと。物語の舞台は人類滅亡後の未来なんだが、全体的にクラシカルな雰囲気だった。ラストに希望(あくまで人類にとって)を見出すも良し、その逆でもかまわない(自分はこっち)。受け止め方はお好みでいいと思う。

実はもう一本、『カンフー・パンダ2』を見たのだけどパート1の感想と併せて別に書きます。

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