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映画『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』ほか1本 [映画感想‐洋画]

今回も比較的最近にレンタルで観た映画の感想を2本まとめて。キーワードは「シークレットサービス」。

『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』(原題:The Sentinel)

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大統領暗殺計画が密かに進行中という情報がシークレットサービスにもたらされる。しかもその計画に内部の者が関与しているという。一体何者が・・・というお話。尺は108分と短めなので観やすかったのは確か。

主演のマイケル・ダグラス、キーファー・サザーランドがタイプキャストそのものな感じで、ある意味安心して観られる。あ、もう一人、キム・ベイシンガーもそうか。マイケル・ダグラスが演じてるのはかつてレーガン大統領を暗殺の危機から救った伝説のシークレットサービスって役どころ。どうもクリント・イーストウッド主演の『ザ・シークレット・サービス』を連想しちゃう。あっちはケネディ大統領を、しかも護れなったことを悔やんでいたけれど。それにしてもマイケル・ダグラス、要職にありながら「そりゃまずいだろ」という相手と関係を持ち、のっぴきならない事態に・・・という、どこかで見たような役どころ。相変らずお盛んですねと言いたくなるのはご愛嬌か。まあマイケル・ダグラス本人も「どうせ俺のイメージってこうなんだろ」と分かって引き受けてそう。

今回あえて吹き替え版で観たんだけど、キーファー・サザーランドはもちろん小山力也が担当してるので、無茶をやらないジャック・バウアーみたいで可笑しかった(そんな風に観ちゃいけないのかもしれんが)。その「大人しいジャック・バウアー」の部下として配属された新任女性SPをエヴァ・ロンゴリア・パーカーが演じてる。もう少し活躍させてあげても良かった気がした。彼女の代表作『デスパレートな妻たち』を観てなかったので特に思い入れもないんだけど、ちょっと添え物感があったので。

『ザ・シークレット・サービス』(原題:In the Line of Fire)

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そんなわけで久しぶりにこちらも観ることにした。1993年公開なので17年も前になるのね。一応これも吹き替え版で観たが、主演のクリント・イーストウッドを担当するのはもちろん山田康雄。この時点でイーストウッドは63歳くらいなんだが、山田康雄が声を演じると実年齢より若々しく感じるんだよね。そして主人公の相棒役の声を鈴置洋孝が担当していて、ああ、お二人とも既に故人なのだな・・・と映画の内容そっちのけでしんみりしてしまった。これも吹き替え版ならではだなーと。

現職大統領の再選キャンペーンの最中、大統領暗殺の脅迫が行われ、犯人は主人公を名指しで挑発する。ケネディの時は役立たずだったが今回はどうかな、と。その犯人を演じるジョン・マルコビッチが実に良いです。比較的早い段階で犯人の姿は観客にも提示されるが、ではなぜ大統領暗殺を計画したのかという動機や背景はストーリーの進行とともに明らかになります。果たして主人公は犯人を退け大統領を護ることができるだろうか。尺は128分と現在では長い方になるのね、なんてこった。クライマックスでは原題の意味が分かると思います。いやはや大変な任務だ。

これは余談。今回、シークレットサービスを題材にした映画を二本続けて観たんだけど、シークレットサービス(USSS)って単に要人警護だけやってるわけじゃなく、捜査活動の権限も与えられた国土安全保障省傘下の警察機関なんだなーと再認識した。ちなみに日本の要人警護も警察のお仕事。警視庁警備部警護課の専従警察官を特にSP=セキュリティポリスと呼ぶらしいです。

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