SSブログ

TVアニメ感想(『戦場のヴァルキュリア』第15話まで) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。かなり間が空いてしまった。久しぶりに見たせいか不満も多く言葉が荒れてる部分もあります、ファンの方にはあしからず。

戦場のヴァルキュリア [公式サイト]

第14話「ファウゼンの選択」

今回からオープニングが変わった。担当したのは梅津泰臣(絵コンテ、演出、作画監督)だがさすがの一言、素晴らしい。使ってる作画枚数も半端ねーなこれ。ところどころキャラクターの顔が『A KITE』や『MEZZO』などの梅津調になるのはご愛嬌(アリシアが屋根の上を手前に走ってきながら銃を撃ちまくるあたりとか)。このオープニングばかり繰り返して見ちゃうので本編消化が進まないのが悩ましい。しかしネタばらし以上に本編とのギャップが大きすぎてマイナスになってないかこれ。

YouTube - 戦場のヴァルキュリア 2nd OP

おっといけない、肝心の本編ですが。破壊工作を進めるウェルキンたち。しかしあの高架橋はえらく頑丈だな。それも含めてサスペンスが盛り上がらんこと。シチュエーションが違うのでこんな比較に意味は無いが、『ナバロンの要塞』を10回くらい見直してから来いと言いたくなってしまう。作戦は一応成功しグレゴール将軍が装甲列車と共にお亡くなりに。残念だ。少々微妙な部分もあったがグレゴール将軍は『戦場のヴァルキュリア』の中では敵味方問わずまともな方だったので、今後も活躍して欲しかったな。というか主人公たち義勇軍(の描写)がいちいち酷すぎるんだけど。

酷いといえばやはりアリシアを中心とした三角関係だ。敵に気付かず撃たれそうなアリシア(戦車兵がスコープ付きライフル持ってることも謎だが)、危ない!と庇うファルディオ、もつれ合って倒れる二人、思わず頬を赤らめるアリシア......うがーっ、や・め・ろ!
あのさあ、学園ドラマでグラウンドを歩いていたヒロインに野球部の打ったボールが飛んできたってわけじゃねーんだから。いや別にいいんだよ、恋愛要素を絡めるのは。ただね、大事な作戦が進行中の緊迫した状況でそんな余裕あるのかい。これのせいで後に出てくるシリアスなシーン(民間人が巻き添えに~とか)が全部台無し。罪も無いダルクス人たちの死を眼前に「それでも許すわけにはいかない」というロージーの悲痛な台詞まで滑稽なものになった。さてそのロージーだが、彼女のダルクス人に対する憎悪の原因は今回も描かれず。ここまで引っ張って大した理由じゃなかったらがっくりだな。

第15話「歌姫の過去」

冒頭、小隊のメンバーが消沈しているシーン、「きつい戦いが続いているから」と言われてもな。さっぱりその辺が伝わってこない。どうきつい戦闘だったのか、さらにはミッションが終了すると当然のようにベースに戻っていて、撤収の苦労も分からない。ゲームのステージ消化と同じ感覚でドラマを描いちゃ駄目だろ。いやそれ以上にね、ファルディオがウザすぎる。自分の小隊もナーバスになってると認識してるのにアリシアに粉かけることを優先かよ。大した小隊長殿だな。こいつ消えてくれないかなもう。おやイサラとラマールにフラグっぽいものが。死亡フラグの方じゃなきゃいいが。

サブタイトルどおりロージーの過去とダルクス人を憎む理由が描かれた...んだが。うーん、ごめん。こんなもんなのと思ってしまった。いや十分悲惨な過去だよ。でもこれって不幸なアクシデントだ。前回までで描かれたロージーの、ダルクス人を毛虫のように嫌う様子と全く釣り合わない。TVアニメでの限界もあるんだろうが納得できるものではなかった、残念。

三角関係に関してはもう勝手にどうぞ状態、本音を言うならイライラするから止めてくれって感じ。アリシア、ウェルキン、ファルディオの三者をもう少しちゃんと見せて欲しい。アリシアの魅力って何さ。二人の男から愛される部分が見えてこない。ウェルキンは単なる朴念仁じゃないとしっかり見せたか(余興でロージーに歌わせることとイサラを天秤にかけられない、なんて論点のずれたことを言い出すんじゃバカにしか見えんが)。ファルディオは今のままじゃ下半身のだらしない女たらしでしかない。こんな調子で愛だの友情だのちゃんちゃらおかしい。戦場でのロマンス大いに結構。だがやり方ってもんがあるんじゃないのかね。

前の感想へ | 次の感想へ

web拍手 by FC2
ブログパーツ


共通テーマ:アニメ nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0)  | ▲top

nice! 3

コメント 0

コメントを書く  ※記事の内容に関係のないコメントは削除する場合があります。

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。