2009-04-15 Wed 『PLUTO』第7巻と『鋼の錬金術師』第22巻 [漫画]
どちらもクライマックスに向け盛り上がってきた。
『PLUTO』第7巻
ゲジヒトに次いでエプシロンも破壊され、入れ替わるように目覚めるアトム。天馬博士がアトムに注入した偏った感情はおそらくゲジヒトのメモリーをベースにしている。ではアトムを目覚めさせたのはゲジヒトの憎悪か。それともエプシロンが最期に発した悲しみか。あるいは違う感情だろうか。「地球が壊れる」という言葉の意味するものは何だろう。いやー、引っ張るねえ。巻末の予告によれば最終巻は6月発売予定だそうだ。もちろん雑誌に最終話が掲載されるのが先だけど。
完結した時点で多くの人が『PLUTO』評を書くんだと思う。作者の浦沢直樹と同年代である「アトムの子供」たち、自分のようなアトムよりも『ブラック・ジャック』に思い入れが強い世代、そして手塚治虫がこの世を去ってから生まれた世代。それぞれがこの作品をどう受け止めたのか。それを読むのも楽しみだ。
『鋼の錬金術師』第22巻
コミックス派の自分は連載がどう進展しているか分からないが、いやあ、すごい盛り上がりだ。主要なキャストが勢揃いで、またそれぞれにドラマが用意されていて魅せる。そんな中、若干エドの影が薄い(アルが頑張っているだけに)。もちろん主人公はエドとアルの二人だからかまわないんだけど。でもな、やはり幕引きはエドにやって欲しい気がする。自分はエド派なので。
何だか原作がここまで盛り上がってると放送が始まったアニメ版がどうでもよくなってしまうな。アニメ見てる時間があったら原作読んでしまう(今回もまた1巻から読み返してしまったし)。まあアニメはアニメで楽しめばいいんだけど。
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