2009-04-19 Sun 2009年4月期アニメ（その３）

4月期のアニメ感想その３...ってタイミングずれも大概にしとけと言いたくなるが、やっと放送されたんですよこっちの地域じゃ（地方はこれだから）。話題になっていただけあって面白かった。

咲-Saki- [公式サイト]

原作は漫画だったんだこれ（未読です）→【ヤングガンガン公式サイト内特設ページ（原作漫画の第3話まで試し読みできます）】。絵柄だけ見るとギャルゲーっぽいので勘違いしてた。囲碁や将棋を題材にした作品が増えてきた影響もあるのか。昔から麻雀漫画って一つのジャンルとして定着はしてたが、今でも需要あるのかね。自分も学生の頃はよくやってたな麻雀は。終電逃して部室で徹マンして心霊現象に遭遇とか記憶がよみがえったり。全然関係ないな。しかし漫画とはいえ部室に全自動卓があることに驚いた。どんだけ予算が潤沢なんだ。ピンク髪の子は自室にも完備されていてシュールだった。

絵柄からの先入観でぬるい萌え系アニメなのかと思っていたがびっくり、面白いわこれ。二人の天才少女がライバルとしてしのぎを削るとか『ガラスの仮面』的な盛り上がりも期待できそう。麻雀のルールが分からないと駄目か、といえばそんなことはなくて。まああれだ、『哭きの竜』とかと同じノリで見ればいい。ヒロインの咲は可愛いね。他の女性陣、特にピンク髪と不思議ちゃんに比べれば地味ですが。あの二人がちょっと狙いすぎなキャラクターなんだけど。楽しめそうなので視聴は継続。

第2話以降の感想⇒ TVアニメ感想（『咲-Saki-』第4話まで）

けいおん！ [公式サイト]

今やアニメスタジオとしては確固たるブランドになった感がある京アニ制作ということもあって、放送前から話題になっていた。原作は4コマ漫画なのか（当然のように未読）→【まんがタイムきららWeb-作品紹介ページ（原作漫画の試し読みができます）】。もうオープニングに全て凝縮されてる感じ。こりゃ話題にもなるわ。大したもんだ。なぜこれをアニメ化しようと考えたのかは知らないけど、『ハルヒ』の学園祭での演奏シーン、あれが大好評だったことも一因としてあるのかな。エンディングはPVぽい雰囲気でこちらも格好良かった。作画の質は大変高い。シーンによっては細田守作品っぽい雰囲気もあった（ように見えた）。

安易な連想だが『リンダリンダリンダ』みたいなガールズバンド物に分類してかまわないと思う。いや比較してどうこう言いたいわけじゃなくて、どうして深夜枠でのアニメなのかなーと。オタク限定じゃなく一般の視聴者層でも楽しめそうなのでもっと早い時間帯でやればいいのに。それともアニメ化に際して「濃さ」が大分薄まってたりするんだろうか。失礼ながら4コマ漫画が原作とは思えないほどちゃんとドラマとして成立していた。アニメの一話に原作何本分が使われているのか自分には確認できないけど、実際には描かれないコマ間をかなり補填したのかなーとか思ったり。

とにかく可愛い女の子たちを見て愛でるためのアニメだ。実際にはこんな女子高生いないよとか、学生のバンド（に限らず文科系の部活）って結構衝突や軋轢がありがちなんだよねとか、現実からの侵食は今まで培った妄想力で跳ね除ければよろし。そういえば主人公たちが通う学校って女子校だっけ。女の子しか出てこない印象が。もしそうなら恋愛関係のどろどろも回避されそうだ。心置きなく女の子たちを愛でればいい。何というパライソだ。ああ、やっぱり一般向けではないなこれは。視聴は継続で。

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