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TVアニメ感想(『屍姫 玄』第14話と『ドルアーガの塔 the Sword of URUK』第1話) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化、2009年1月期の新作から2本。どちらも第2期ということで当然ストーリーは第1期からの続きだ。

屍姫 玄 [公式サイト(StarChild)]

『屍姫 赫』から(年末年始は別にして)特に間隔が開くわけでもなく話数表記も第14話として放送されており、わざわざタイトルを変えてまで第2期とする意味がやはり分からない。複雑な大人の事情とやらがあるのかね。オープニングも変更なし、これは少しがっかりな感じ。代わりにというわけでもないだろうがエンディング曲が新しくなった(13話で使用されていた曲だが)。

景世の死から半年が経過したようだ。急場しのぎとはいえオーリが契約僧を引き継いだはずなのにマキナは何故か幽閉状態に。景世への断ち切れぬ未練が彼女自身を苛んでいると。では肝心のオーリはどうしているかというと...ウサギ追いかけてました。何やってんのかね、修行なんだろうけどさ。懸念だった「声」は残念ながら続投だった、こればかりは仕方がないか。しかし回を重ねるごとに下手になってるような気がするが。今回はオーリとマキナのコンビが本格的に始動するまでの話だったが、随分とお手軽だなとしか思えなかった。

マキナに対して自分たちは同じだとオーリは言う。大切な人を忘れられず未練を抱えてしまったことが、と。そしてマキナはその言葉をどう受け止めたものか危機的な状況から立ち直るのだ。うーん、そんなのでいいのか。二人が抱えた未練の質が違いすぎて到底分かり合えるように見えないんだがな。マキナの景世に対する未練はもはや妄執の域だ、身の内で澱み腐るほどに強い。それに比べオーリのマキナに対する未練って単なる横恋慕レベルだよなあ。彼女を守りたいから契約僧に...ってそんな動機や覚悟でいいの? 13話の感想にも書いたが、仮にマキナをそこまで想っていたとしても、1クールまるまる使いながら十分に描けていなかったとしか思えない。次回から当たり前に名コンビぶりを発揮しだしたらさすがに出来すぎだろう。

ドルアーガの塔 the Sword of URUK [公式サイト]

春に放送された第1期『ドルアーガの塔 the Aegis of URUK』からは実時間・物語内時間とも半年が経過、細かい部分を結構忘れているな。それ以前に原作であるゲーム『ドルアーガの塔』に対する思い入れがさほど強くないことの方が問題だが、いまさらどうにもならないので割り切ってオリジナルなファンタジーアニメとして見るしかない。

アニメーション制作は引き続きGONZOが担当、作画のレベルは高いと思う。あとは最後までこの質を維持してくれれば文句はない。新キャラクターがかなり出てきた。中でも主人公が再び塔の頂上を目指すきっかけとなるキーキャラクターとして巫女カイが登場(いきなりちびキャラになったが)。ゲームからの熱心なファンなら特別な思いがあるんだろうなきっと。第1期で活躍した主要キャラも立場や関係性が変わったりと今後の展開にどう影響してくるか。しかし主人公ジルがなあ、どうも歯がゆくてたまらん。思えば第1期を視聴していたときも気分が乗らない一因だった。駆け出しの登頂者だった彼の成長も見どころだろうに頼りなく情けない面だけが目立つ(最近の作品はこの傾向が強い)。もちろん人間なんてそんなに都合よく成長しないことは分かっているが、主人公が能動的に物語を引っ張っていかない作品が自分は苦手なんだなきっと。一応視聴は継続しよう。

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