2012-04-06 Fri 3月に自宅で見た映画(その3) [映画感想‐洋画]
さて三回目です。我ながらせこい話だが一本ずつ感想を書けば半月分は更新ネタに困らなかったのだなーと今さら気が付いた。
『4デイズ』(原題:Unthinkable)
予告編⇒ http://www.youtube.com/watch?v=DGHTbMI4h8E
キャストもなかなか豪華なのに扱う題材ゆえかアメリカでは劇場公開されず所謂DVDスルーになった。主要三都市に核爆弾を仕掛けたと言うテロリストに対し、捜査当局が招聘した男はいささかも躊躇うことなく拷問を実行する。既に一線を踏み越えた者と対峙した時、「大の虫を生かして小の虫を殺す」決断ができるか? さもなきゃ負けだぜ?と問われたら自分はどう答えるだろう。再生開始時に異なる2バージョンから選択できる仕様だが日本公開版をオススメする。ラストのシークエンスが有ると無しでは観終えた際の印象が全く別物になるから。
『ハンナ』(原題:Hanna)
予告編⇒ http://www.youtube.com/watch?v=Dj6zCJyTq2I
人里離れた極寒の地で幼少時から人間兵器として育てられた少女が戦いの果てに何を見出すのか、というお話。バイオレントな「ラプンツェル」かな。おとぎ話(子供向けに残酷な部分を削っていない)だよ、というのは端から明示してるし狙いも分かる。映像や音楽の使い方、アクションも凝ってるんだが各要素が上手く溶け合っていないように思えた。退屈に感じる部分も結構あったのでちょっと自分には合わなかったのかもしれない。残念。ところでこういった「戦う美少女」という題材を好むのは日本(特にオタク界隈)だけかと思ったが世界共通なのかもしれない。
『プリースト』(原題:Priest)
予告編⇒ http://www.youtube.com/watch?v=aIXZl7h1V2k
原作は韓国のコミックらしいが監督はこういう題材が好きなんだろうなあ、前作も似たような映画を撮ってたし。一応はヴァンパイアものなんだが、それ以外にも色々な(ディストピアものや西部劇の)要素がごった煮的に混ぜ込まれた妙な味わいのある映画でなかなか楽しめた。登場するキャラクターの中ではマギー・Q演じるプリーステスが良かったな、格好良いのに主人公への秘めた想いに悩んでみたり。
『ソウル・キッチン』(原題:Soul Kitchen)
予告編⇒ http://www.youtube.com/watch?v=RdjFzwCY5XM
劇場公開時に見逃してしまったのでフォロー。2009年(日本公開は2011年)のドイツ映画。主人公が経営するレストラン「ソウル・キッチン」を舞台に悲喜こもごもが描かれるコメディ、楽しかった。インタビューで監督が「ハリウッド映画の脚本の先生に褒められるような内容にした」みたいなことを語っていたが、他の作品はもっとくせが強いんだろうか。いずれ見てみよう。
コメント 0