2010-05-25 Tue たかみち『ゆるゆる』 [漫画]
遅ればせながらの感想。大好きな絵描きさんのひとり、たかみちのコミックが出るとなれば買わないわけにはいかない。意外なことにこれが初の漫画作品とのこと。そうか、今までは画集だけだったのか。
仲良し三人組の女子高生の日常をタイトルどおりゆるーく描いた連作短編だ。雑誌掲載時にはモノクロだったパートもコミックス化に際してフルカラーにしたそうだ。しかし相変らず絵が上手い。作者のイラストを堪能する画集(の一種)と思っていい。もちろんコメディ漫画としても楽しめるが、ストーリーはむしろおまけと思った方が良いか。マスコットキャラとして登場するアオバトが妙な味わいを出してる。てっきりこの一冊で完結してるのかなと思っていたが、月刊ヤングキング誌上で連載が再開されたらしい。いや、続刊があるなら歓迎するし、どうせ出すなら早めにお願いしたいくらいだ。
ここからはウザい思い出語り。初めてたかみちの名前を知ったのは『果てしなく青い、この空の下で・・・。』というPC用18禁ゲーム、いわゆるエロゲーだった。発売前に小出しにされた情報、特にゲーム画面等の画像を見て即購入を決意したほど絵に魅せられた。ゲームのシナリオも田舎特有の閉鎖性やインモラルな側面、あるいはオカルト要素なども取り入れられ、攻略可能なヒロインのシナリオ全てをクリアすると全体像が浮かび上がる構成が見事だった。あら、プレイステーション移植版なんてあったのか。知らなかった。
LO画集 TAKAMICHI LOVE WORKS (FLOW COMICS)
- 作者: たかみち
- 出版社/メーカー: 茜新社
- 発売日: 2008/09/30
- メディア: 大型本
よく見たら『ゆるゆる』の感想自体は記事の半分しかなかった。なんてこった。
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