2009-09-20 Sun TVアニメ感想（『涼宮ハルヒの憂鬱』第24話） [アニメ感想‐TV]
「溜息」編も今回で完結、最終的には5話構成となった。ハルヒは相変わらず絶好調だがキョンの家のネコってこのエピソードから登場だったのか。しかしシャミセンて。すごいネーミングセンスだ。オスの三毛猫って貴重なんだよな確か。緒方賢一ボイスで喋るもんだからやたらと渋い。初会話シーンでは長門さんの右肩が心配で心配で。きっと傷だらけだよあれじゃ。乙女の玉の肌は大切にせねばならんぞ。と言ってもみくるビームを凌いでみせるんだから心配するのも野暮なのか。映画はぐだぐだの内に完成、文化祭での上映も成功したらしい。
ハルヒの能力とその影響、彼女に多大な影響を及ぼすキョンの取り扱いに対する古泉ら各陣営の反応が正に三者三様で面白かった。利害が一致する限りは協力するにやぶさかでないが馴れ合う気は毛頭ない、という辺りが。パワーバランス的にどうなのかは分からないがお互い牽制しあってるんだな。所属陣営のスタンスなのか現地担当者の裁量なのかは措くとして、好ましいのはやはり長門さんか。まあ彼女も自分の言葉が真実だという保障は無いと明言しているが、そのバカ正直さというかてらいのなさも含めて。それすらも彼女の韜晦という可能性もあるけれど。
前回での悪し様な描写とは打って変わって、ハルヒが妙に可愛らしいこと。主にキョンへの態度が。早々に自分だけ寝てしまうものの徹夜作業に付き合ったり、喫茶店では怒って出て行くくせに入り口で待ってみたりと、あーもうなんだよこのラブコメ展開は。ハルヒには打算も邪気も無いと前回の感想に書いたが、こういう場面だけ抜き出すときっちり計算してるようにも見えるなーこの娘。恋の駆け引きだと解釈しとこう。おっさんが何言ってんだと突っ込まないであげてください。
さて、この「溜息」編では自分はハルヒを擁護するような感想を書いているが、実際のところハルヒみたいな周りの都合には一切頓着せず我を通す奴が身近にいたら腹を立てるだろう。それもキョンより早いタイミングで。視聴者の大半から反感を買っただろう第23話にしても、あの場にいたら拳こそ振り上げないまでも胸ぐら掴んで「いいかげんにしろよてめえ」くらいは言うだろうなーと。それ以前に関わることを全力で回避するな、誰が何を言ってこようとも。ただね、アニメ見てる分にはそれほどでもない。小説とアニメという媒体の違いも大きいのかな。原作小説を先に読んでいたら、あの場面を含めハルヒに対してもっと腹を立てていたかもしれない。結構楽しんで見てるからなアニメ版は。
まるで最終回のようなエンディングだったが、HDDレコーダーの録画予約には第25話が登録されている。普通に「朝比奈ミクルの冒険」が放送されるんだろうか。結局のところ新作も含め何話の予定なんだ。
今回の『涼宮ハルヒ』は新旧併せて28話、と言うのをいろいろなブログで見たのですが、どうなんでしょうね。で、笹の葉ラプソディで1話、エンドレスエイトで8話、これで5話と既に新作14話放映したことになるので、後は再放送でしょう。
私も、chokusinさんがおっしゃるように、ハルヒには打算や邪気が全くないと思うのですよ。その編集や喫茶店の件も、自分がそうしたいからそうしている、という感じがします。小泉曰く「キョンさんはハルヒさんに気に入られている」と言うことでしたが、全くそのとおりで、しかも好きという感情に気付いておらず、ただただ気になる存在、何とかしてくれる存在と感じているんではないかと思います。そもそも、自分の気持ちに気付くきっかけがないので。
原作の話になるのですが、だからこそ本来神のような存在になるはずだった、国木田？曰く「中学の時、キョンがつきあっていた変な女」の佐々木の登場は、ハルヒの感情に変化を促すきっかけとなったと思うのですが。残念ながら、まだ出ていないですので何とも言えません。
最後、少し愚痴っぽくなって申し訳ないです。
by takao (2009-09-20 09:32)
アロンダイトさん、nice!をありがとうございます。
「直chan」さん、nice!をありがとうございます。
xml_xslさん、nice!をありがとうございます。
takaoさん、nice!とコメントをありがとうございます。
＞「中学の時、キョンがつきあっていた変な女」の佐々木
ああ、そんな人物が登場するんですか。ハルヒになり得ていたかもしれない少女。ハルヒから見ればキョンと中学校時代を共に過ごした「過去の女」であり羨望の対象ですね。刊行延期となった小説にも登場するならファンが待ち焦がれるのも分かる気がします。
アニメ版もあとは新作無しなんですかね。ちょっと残念です。
by chokusin (2009-09-20 11:06)