2009-07-29 Wed TVアニメ感想（「エンドレスエイト」6巡目）

記事タイトルを「エンドレスエイト」と書いているせいか別作品を見た感想のように思えてきた。今回も閉じた環は開かれず。ループ回数は意味がなくなってきたが15524巡目だそうだ。しかしこのエピソードだけで既に6話、1クールで考えても半分を消費しているのか。色々な意味で画期的なことではある。反応の賛否はどちらかと言えば否に傾いている印象。いい加減にしろ、「エンドレスエイト」編が終わるまで見ない、『ハルヒ』シリーズ自体を、さらには制作スタジオである京アニをも見限った、という声もあるようだ。いやこれはこれで面白いよという意見は少数派なんだろうな。自分は楽しめてます。皮肉でも嫌味でもなく。こういった反応の違いはやはり『ハルヒ』シリーズに対する熱量の差だろうか。熱心なファンほど3年ぶりとなるアニメの新作に期待していただろうしな。それが同じエピソードで足踏み状態だ、腹を立てる気持ちも分からなくはない。

こうなるとどうオチを付けるかだが、ここまで引っ張っておいて原作どおりのオチなら大ブーイングどころじゃない、という意見もあるがどうなんだろうな。自分は原作を未読だが、以前コメントで原作もそれほど大層なオチじゃないですよと教えていただいた。本編に出てくるキーワードで残っているのは「終わらなかったキョンの宿題」だ。ハルヒも宿題は先に終わらせて後顧の憂いなく遊び倒すのが夏休みだと言ってるし、SOS団全員でなのかハルヒとキョンのマンツーマンなのかは分からんが、宿題を仕上げるために勉強会って線だろう。他に考えられるオチってなんだろ。ちょっと妄想してみる。

「エンドレスエイト」は狂言回し役であるキョンの主観というか一人称視点で描かれている。同じ画面内にいる場合もあるからキョンの主観というのは正確じゃないな。カメラは常にキョンを追っている、と言うべきか。そのため彼が見聞きしたことしか描かれない。ここまでの6話分の中で画としても台詞としても描写されないイベントがあれば、それはキョンが不参加ゆえにカメラに収められなかったと考えることもできる。仮にキョンが参加しなかったものがあれば、それはハルヒの心残りに相当しないだろうか。まあ、最後の喫茶店のシーンで予定はすべて消化したと言ってるし、そもそもハルヒがキョンの不参加を承認するはずもないので可能性としては限りなく低いわな。これは却下だ。でもなあ、SOS団に関係せずカメラにも映らない、あくまでハルヒの個人的な不満（嫌いなおかずが晩御飯に出たとか）が原因です、なーんて言われたらそれこそ「ふざけんな」だし。

オチをいろいろ妄想しつつ見るのも楽しいし、見せ方のパターンがあとどのくらい残っているかも興味深い。さすがに1クール分「エンドレスエイト」とはならないだろう。いや、個人的にはそれでもいいんですが。

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