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映画『天使とデート』 [映画感想‐洋画]

天使とデート(ユニバーサル・セレクション2008年第11弾)【初UPJ化】【初回生産限定】 [DVD]

時々無性に見たくなる一本だが以前DVD化された際は買いそびれてしまい、まあ借りればいいかと軽く考えていたが、どういうわけかレンタル店で見かけない。それならばと入手してしまった。1987年制作(米映画・105分)、日本公開は1988年らしい。監督⁄脚本:トム・マクローリン、製作:マーサ・シューマカー、特撮:リチャード・エドランド、出演:マイケル・E・ナイト、エマニュエル・ベアール、フィービー・ケイツほか。自分が初めてエマニュエル・ベアールという女優を知った作品でもある。当時彼女は22歳、まだ駆け出しの女優でこれが初のアメリカ映画だったようだ。

ジャンルで言えば、ファンタジー要素が加わったロマンティック・コメディというやつだが、エマニュエル・ベアール演じる天使のキュートさに萌え転がってればいい映画なのでストーリーとかあまり重要じゃない(ひどい)。一応パッケージ裏のあらすじを引用しときますが。

作曲家を夢見る青年ジムは、化粧品会社の社長令嬢パティとの婚約を決心。悪友たちと夜通し乱痴気騒ぎをして迎えた翌朝、大音響と共に自宅のプールに翼の折れた天使が落ちてきた。穢れを知らない天使に心惹かれる一方で、これに嫉妬したパティとの関係修復に奔走するジム。だが、彼のもとへ天使が訪れたのにはある理由があった・・・。

要は羽衣伝説というか天人女房譚で日本人にも馴染み深い物語と言えるかも。特に自分のようなぼんくらオタクが夢想してやまないシチュエーションでもあって、漫画やアニメ、ゲームでは現在でも繰り返し用いられている、まあ永遠の夢物語だ。くどいようだが天使を演じるエマニュエル・ベアールが奇跡のように可憐で映画の内容とかどうでもよくなる。20年以上経っても彼女の最高傑作だと自分の中で勝手に認定しているくらい。

白いシーツを身体に巻きつけたような衣装で、背中から白い翼をぶゎさっと拡げた姿は、宗教絵画に描かれる天使のイメージそのもの。それが動いて喋ってるわけですよ。どういうわけかフライドポテトがお気に入りで、両手いっぱいに抱え一心不乱にぱくぱく食べてる様子はホントに可愛いんだこれが。台詞はほとんど無し。おそらく撮影当時、フランス出身の彼女は英語が苦手だったのかもしれない(カナダに留学していたそうだが、フランス語圏だしな)。まあ天使の割に女性っぽさが強すぎるのが難点ではあるが、『コンスタンティン』でガブリエルを演じたティルダ・スウィントン(彼女のほうが中性的でより天使らしい)が登場するまで天使女優(日本語としておかしいけど)のトップをぶっちぎりで独走していた。

それと同じくらいの衝撃だったのは恋敵の社長令嬢を演じたフィービー・ケイツだった。ある年齢以上の男性なら分かってもらえると思うが、『青い珊瑚礁』、『エンドレス・ラブ』のブルック・シールズ、『ラ・ブーム』のソフィー・マルソー、そして『パラダイス』のフィービー・ケイツといえば1980年代を代表するアイドル女優だったのだ。それがまあ嫉妬深くてヒステリー気味の恋敵という損な役回りを演じているんだもの。でも『グレムリン』でその兆しはあったかもなあ。久しぶりに見たら体当たりで嫌われ役を演じていて、これはこれでありかもなーと思った。

なんだか感想にすらなっていないが、未見の方は機会があればぜひ。エマニュエル・ベアールの天使姿を見るだけで十分に元は取れます。

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