2009-09-27 Sun 暗殺者の末路 [アニメ‐雑記]
巡回先の感想で知ったのだけど、先日最終回を迎えた『Phantom 〜Requiem for the Phantom〜』がいわゆるバッドエンドを迎え話題になってるそうだ。残念ながら自分の地域では放送自体が無かったので、見てもいない作品について語るなという謗りは覚悟している。その代わりというわけじゃないが自分は原作でもあるPC用ゲーム『Phantom -PHANTOM OF INFERNO-』を発売当時にプレイした。もう10年くらい前になるか。確かこの手のジャンルには珍しいハッピーエンドで、何ともいえない余韻を残す良い締めくくり方だったという記憶がある。今回はあえてそれを変えたということなんだろうな。
Phantom INTEGRATION Nitro The Best! Vol.1
- 出版社/メーカー: ニトロプラス
- メディア: CD-ROM
※アダルトカテゴリーになります、念のため。
ゲームの発売当時から言われていたが、『Phantom』はリュック・ベッソン監督の二作品、『ニキータ』と『レオン』の影響下にある(と言っても制作者自身がオマージュだと明言しているんだが)。特にそれを強く感じるのは『レオン』の方で、ゲームのエンディングで流れる曲もスティングが手がけた『Shape of my Heart』によく似ていた。『レオン』では主人公である殺し屋のレオンは少女マチルダを守って命を落とす。その意味では今回のアニメ『Phantom』は本家に準じたと見ることもできるが、それもおかしな話か。
レオン 完全版 アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]
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- メディア: DVD
映画やドラマでは物語上の主人公といえども犯罪者には相応の報いが下るケースが多く、今回のバッドエンドもその類だという意見もあるらしい。のうのうと逃げ延び幸せになるなんて社会通念上よろしくないというわけだ。深夜枠のアニメであっても例外ではなかったのか。仮にそれが事実ならくそ喰らえと言ってやりたくなるがおそらく違うだろう。物語の締めくくり方としてこれが最適であると制作サイドが判断した結果だと思う。ゲームのエンディングにしたって、あの後、二人が無事でいられた保証は無いのだし。決着の付け方に対する好みの問題とも言えるからな、難しいもんだ。
自分の地域でアニメ『Phantom』の放送は期待薄だし、久しぶりにゲームを引っ張り出してやってみるのもいいかもしれない。うーん、見つかるかな。
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