SSブログ

TVアニメ感想(『夏のあらし!』第10話まで) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。最終話までもう少しだ。今回は10話まで。

夏のあらし! [公式サイト]

第8話「勝手にしやがれ」

牛乳の賞味期限のくだりは面白かった。さすがに一般人の反応というか理解度がここまで酷いとは思えんが。しかしあらしさん、貴女はそんな調子で時間跳躍してたのか。そしてまさかの『転校生』ネタ。これはこれで楽しいが、潤の身体に入った一はトイレに行くまで股間のトランスフォーマー(最低な喩え)が無いことに気が付かないもんか。鈍いのか。その割に今後の対策を話し合う時はとても冷静かつ的確だったり不思議な奴だ。ラストは変なオチだった。いやオチてないのか。

細かいところを二点ほど。結局本編では描かれなかったが身体が入れ替わったまま時間跳躍が可能なのかということ。特にカヤと潤は気になるところ。女性の身体であれば「通じる」ことが可能なのか。もしそうなら性転換手術を受けた相手でもいいって話だもんな。もう一つは大したことない話。一(と入れ替わった潤)がカヤに潤(と入れ替わった一)に女であることを話さないよう釘を刺す場面。なぜ知ってるんだとカヤが驚いた時、左手の形が高橋留美子お得意のポーズになっていたのが面白いなーと。いやそれだけです。

第9話「HERO(ヒーローになる時、それは今)」

前回から引き続き時間跳躍による過去への干渉とその影響について。うん、ややこしいね。難しい問題だがこの手の作品じゃ避けて通れないし。あらしの行動理念みたいなものがいまひとつ分からない。それも手伝ってマスターの一に対する「惚れた女の正義を全否定する野暮」へのツッコミにも違和感が。その「正義」が正しいかは別の話で、たとえ間違っていようが丸ごと引き受けてこそ男の甲斐性だ、みたいな話だろう。でもなあ、やっぱり違うんじゃねーのかと。解釈の問題なんだけど。その後、あらしと一は近過去へ跳躍し、かつて助けた少年の息子と出会う。自分の行動が少なくとも無駄じゃないと知り涙を流すあらし。ふむ。

過去から戻ったあらしたちの前に、アバンタイトルやCパート(だよね)に登場していた加奈子が現れる。あら、彼女はこういう存在だったのね。BGMがゴブリン(というか『サスペリア』ね)ぽいので余計に怖いよ。さて、興味深かったのは喫茶店で倒れたあらしが休憩室で休んでいる時の会話。ここでカヤははっきりと自分たちを指して「幽体」だと発言している。そうだったのか。今まで違うと思ってたから個人的に衝撃だったよ。ラストは加奈子があらしからエナジードレインをするカットで次回へ続く。ふーん、あんなことも出来るのか。

第10話「異邦人」

びっくりするほどシリアス展開、そしてストーリーが一気に進み始めている。というか今までは何だったのさと言いたくなるね。加奈子たちの存在が希薄になっていく原因については後から説明があるんだろうが、彼女とあらしたちとの違いは何だろう。大ピンチのあらしたちを救ったのはグラサンの私立探偵だった。しかも彼はあらしが救った少年の息子が長じた姿だったと(ややこしいな)。この場面で一はあらしの行動が間違っていない、正しい未来へ導くものだった、彼女こそ真のヒーローだと歓喜するんだが。うーん、やはり違和感が残る。それはあくまで一面の真実に過ぎない。特に一は(そして視聴者も)出会う前のあらしがどう過ごしてきたかについて全く知らないからだ。今後のエピソードを待つしかないか。

Bパートは加奈子とやよゐの過去、二人の出会いやあらしたちとの意外な繋がりも描かれた。しかし前回から加奈子に関してはホラー風味の描写が続くね。怖いよ。「昭和20年5月29日」というキーワード。そして偶然触れ合ったやよゐと一は「通じて」しまい過去へと跳躍する...で次回へ続く。すごいな、一切おちゃらけ要素がなかったぞ。と思ったらCパートは相変わらずだった。このままシリアス路線が続くとは思えないがクライマックスらしくなってきたなあ。

web拍手 by FC2
ブログパーツ


共通テーマ:アニメ nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0)  | ▲top

nice! 2

コメント 0

コメントを書く  ※記事の内容に関係のないコメントは削除する場合があります。

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。