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TVアニメ感想(『VIPERS CREED』第3話と第4話) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化、気が付くと2話分が溜まっていたので一気に。

VIPER'S CREED [公式サイト]

第3話は主人公サイキを、第4話は紅一点のノーマをメインに据えたストーリーで、彼らが巻き込まれたトラブルとその解決までの顛末に、彼らの過去や人となりを絡めて描くという構成だった。主要キャラは他に2名いるので最低でもあと2話分が同様なエピソードとなるはずだ。主人公たちに対しては「自分たちの住む街に後からやってきた金儲け主義の余所者」という反感が市民の中にあり、それがトラブルの背景にもなっている。第2話から新加入したハルキは頭では理解していたものの、根深く強い反感を直接ぶつけられ面食らうというシーンもあったし。

旧大戦の厄介な置き土産、稼動状態で放置された残留無人兵器の排除という公共の利益に適う仕事をしながら、感謝どころか疎まれる存在。第1話の時点で既に市民が反感を抱いているセリフはあったし、新任オペレーターのサクラコですら会社やサイキたちを好ましく思っていなかった。では何故そこまで嫌われ者となっているのか、4話まで見終えても理由がさほど伝わってこないんだな。一応は「大戦中に自分たちがばら撒いた兵器を自分たちで排除して金儲けしてる」みたいなセリフもあったけど。背景事情もキャラクターの掘り下げと共に徐々に描いていく、それ自体は別にいいんだ、オーソドックスとも言えるし。でも小出しにするより最初に背景事情を説明しといた方がやりやすいと思うがな。主人公たちの立ち位置が明確になっていないから一般市民からの反応が腑に落ちない。直接危害を加えられたというならともかく、どうしてそこまで嫌ってんの? となってしまう。あとは舞台となる街に警察や軍がいるのかどうか(4話のラストでパトカーが出ていたが)もよく分からない。街の治安と残留無人兵器の排除って密接に関連してるはずで、主人公たちはその一翼を担っているんだから彼らに感謝する声だって多少はありそうだがな。いずれにしろ描写が足りていないんだ。

あくまで近未来(21世紀半ば)ということだから極端に現代からかけ離れたものにする必要もないんだけど、センスが古いんだよね。どうも見ていて一昔前のアニメだなーという印象が拭えない。凝りまくった設定を生かしきれてない気もするし。視聴はひとまず継続するがかなり興味は薄れてきた。まずいな。

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