TVアニメ感想（『屍姫赫』最終話）：chokusin's log：SSブログ

	ブログをはじめるログイン

2009-01-03 Sat TVアニメ感想（『屍姫赫』最終話）　[アニメ感想‐TV] [編集]

『屍姫赫』もついに最終話、これで第1期が終了となる。だが実質的な幕引きは前回で終わっていて、今回は総集編的な内容だった。第2期が決まっていたしね。

屍姫赫 [公式サイト（StarChild）]

宗現の口からオーリに対して光言宗や屍姫に関する事実が語られ、同時にオーリの契約僧への決意も描かれた。その決意表明はマキナへの執着という形で表現されたが違和感は拭えない。むしろ「いきなり何を言い出すんだこいつ」という印象だ。「誰にも渡したくない」ほど強い想いがオーリにあったことを、12話も費やしながら十分に描けていなかったように思う。前回も今回も、契約を引き継ぐにあたっての重大な決心と覚悟すら「契約僧かー、やってもいいかなー、星村さん可愛いしなー」程度にしか見えんのだよオーリ。第2期に入って多少はマシになるのかなあ。無理かもなあ。

細かい部分では冒頭のシーンが。葬儀の準備が進む中、福祉施設のおねーさん（名前覚えてない）が着替えをさせていた少女から景世の死について突っ込まれ、涙が溢れ思わず両手で顔を覆う...というシーン。あのさあ、メガネの上から両手で顔は覆わないだろ普通は。作画担当した人は言わずもがな、チェックする人もそのまま通すのこれ? そもそもコンテで指示してるのか? こういう積み重ねが大事だと思うんだがなあ（メガネを忘れるほど動転していたことを表現する演出だったんだよ! な、なんだってー?! ）。あとはオーリ役の俳優さん（マキナ役もそうだが）、当初から棒読みと酷評されていた。いかにもなアニメ声・演技じゃないことを自分はプラスに捉えていたがさすがに限界だ。景世の死、そして契約僧を継ぐ覚悟など重要な場面で演技力の無さを露呈した。もちろん声優さん独特の発声や演技、本来なら身体を動かさなければ出ない声すらもそれらしく発声するには訓練が必要だ。しかしまがりなりにも俳優なんでしょ? 大丈夫か今後の活動は。タイミング的にちょうど（というのも失礼だが）いい機会だ、交代させてくれないかな、主役なんだし。

エンディング曲（今回は違う曲だった）終了後には当たり前のように次回予告が流れた。自分の地域でも間を空けず次週から『屍姫玄』が新番組として開始されるようだ。これなら1期・2期などと分ける必要ないのにと思う（初めから2クールでやることが既定ならなおさらだ）。商業的な計算なんだろうけどね。視聴者の反応（関連商品の売り上げも含む）が悪ければ予定を変更して第1期で終了、という手もあるし。

物語にはまったく決着が付いていないので全般的な感想もしづらい。『屍姫玄』を見ないと駄目か。次週から継続して放送されるので一応は視聴しようと思う。