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TVアニメ感想(『蟲師』第3話と『かんなぎ』第8話) [アニメ感想‐TV]

録画分の消化。巷ではすでに来年1月からスタートする新番組の話題で盛り上がってるんだろうか。一部タイトルで第1話の先行放送もあったようだし。うちの地域じゃどれくらい放送してくれることやら。

蟲師 [公式サイト]

第3話「柔らかい角」を視聴。音にまつわる蟲「阿」と「吽」が登場した。共生関係のようだがもともとは同じ種類なのかな。それとも変異種なのか。見た目はカタツムリかナメクジなんだが、屋根裏や洞穴の天井にみっしりと張り付いてる画は怖気が立つほどだった。それも含めて本当にこのアニメは描写が丁寧で的確だ。今回の舞台は雪に覆われた山奥の村だったが、雪国に暮らす自分にはあの静寂が馴染み深い(さすがに山奥に住んではいないが)。雪が音を吸収してしまい、夜遅い時間など「しーん」という音が本当に聞こえるんだよなあ。その雰囲気がよく再現されていた。

「阿」は動物に寄生するくせに、その宿主の生命活動から発する音が弱点という変な奴だ。しかし一年以上も、正に命がけの綱引きをし続けるというのはかなりきつい。自分など初期であっさりと発狂しそうだ。そんな厄介な「阿」に寄生された真火は、ギンコに救われなければ母親と同じ最期を迎えたかもしれない。そんな苦しみの中にあってなお、亡き母と同じ「音」を聴けたと喜ぶ真火の姿はとても切ない。

かんなぎ [公式サイト]

第8話を視聴、とても楽しかった。しかし大鉄くん、お前いい奴だなあ。君の無駄にたくましく暴走しがちな妄想力は素晴らしいぞ、はた迷惑でもあるが。今回は押しかけヒロイン物の定番ネタ、当たり障りのない嘘でごまかしていた二人の関係を周囲から疑われるの巻だった。まあお約束ではあるんだが、1話まるごと使ってやるのはすごい。特にAパートの「禁断の恋、エロ風味仕立て」な妄想の突っ走りっぷりはたいしたもんだ。ところどころに挿入される小ネタで分からない部分もあったが(ピラミッドの頂点にいた写真は誰だ?)。大鉄が上半身裸で仁に詰め寄る絵面で「アッー!」な展開を連想させネタ振りし、後半でちゃんとその伏線を回収するあたりは素直に感心した。

神社跡での大鉄とナギのやりとりはどう見るべきなのかな。ナギは自分を産土神(うぶすながみ)と公言しているが、あのシーンを素直に見ると別の神様か、あるいは神ですらないのか。ふむ。今後の展開で分かるのかね。ラストはオチが付いてないの? 次回まで引っ張るのかこれ。東京とかじゃもう第12話あたりまで放送が終わってるようだから、探せば他の人のレビューも見つかるんだろうけど。...いいか、見れば分かるし楽しみは取っておこう。

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