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大江千里『REAL』 [音楽]

1985年にEPIC/SONY(現エピックレコードジャパン)レーベルから発売された3rdアルバム『未成年』に収録、作詞・作曲とも大江千里自身が手がけた曲。同時に通算7枚目のシングル曲でもある。手元にある唯一の大江千里のLPレコードであり、今でも好きな曲のひとつだ。

YouTube - 大江千里 REAL

自分は数多くある彼の曲をすべて聞いたわけじゃない。この『REAL』という曲が好きなだけで彼のファンだともいえない。以前(といってもかなり昔だが)職場の飲み会後のカラオケで歌ったら、参加していた同僚の女性がたまたま彼のファンだったらしく、カラオケで歌った男性を見たのは初めてだと言われた。やはりファン層は女性が多かったのかな。

この歌をどうして気に入っているのか、実は自分でもよく分からない。単純にメロディが好きというのもあるが。曲自体はテンポのいいポップスだ。80年代らしいシンセ・サウンドとでも言おうか。シングルとして発売されたのだから当時のチャートを意識した曲調になってるのかもしれない。歌詞の内容は恋愛が終わったあとを描いていて、互いを傷つけあった末の別れから月日が経ち、今はもう他人になった女性に対する、男の側からの心情を歌っている。

よく似た背中みつけるたびに
今でも少し胸が痛むよ
こうして いつか知らない人に
変わる君を きっと許してしまうよ

この曲を初めて聴いたときは未だ恋愛の経験はなく、その後、人並みにいくつかの恋をして、その中には喧嘩別れに終わったものもあった。後悔とも言い訳ともつかない感情がぐるぐる渦巻いて、似た姿を見かけると別人と分かっていても目で追ってしまったり。歌詞に描かれたシチュエーションとは似ても似つかないが、何となく「ああ、そんなもんかもなあ」と勝手に思う瞬間はあった...かな。

曲が収録された『未成年』というアルバムは1991年にCDも発売されたようだが、すでに廃盤になったのか見かけない。他には1991年(アナログ盤は1989年)発売のベストアルバム『Sloppy Joe』、2003年発売のエピック・レコード25周年記念のリマスター・ベスト・シリーズ『The LEGEND』にも収録された。もう一枚、異色なものでは『Live“ghost note”at Motion Blue YOKOHAMA』というライブ盤があって、これは大江千里も含めたピアノ・トリオのインスト集なので歌は無しだ。どれもCDショップやレンタル店ではあまり見かけない。実質的な廃盤扱いなんだろうなあ。
【2013/06/11 22:30追記】最近、他のアルバムと共にBlu-spec CD2で復刻されたようですね。

未成年

未成年

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2013/04/10
  • メディア: CD

なお大江千里本人は現在、ジャズを学ぶためニューヨークに在住しているらしく、日本国内での音楽活動を長期休業中だそうだ。

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